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/fne8kHpO 359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/01/22(火) 22 59 01.08 ID /fne8kHpO 女「………ご主人様、朝です。起きてください」 男「…zZZ」 女「………ご主人様…」 男「…zZZZ」 女「……………ご主人様が起きてくれない…これも私がメイドとしてなってないからだ…鬱だ、死のう」 グッ 男「…ん……ふぁあ…って?! おい、首吊るな女ぁ!!」
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「今から始める」 12/6 リタイア 名前 ダイヤ 性別 女 年齢 外見は少女 能力分類 【近距離系】 能力属性 炎 誕生日 不明 身長 165㎝ 体重 乙女の秘密 趣味 漆黒のローブの匂いを嗅ぐこと 好きな食べ物 ドーナツ 嫌いな食べ物 特になし 好き ご主人様 嫌い ご主人様の仇 大切 遺品 トラウマ 覚えてない 能力 【暗感炎黒】 一レスに一度、両腕か両足に炎を纏う事が出来る。 普段は炎に特殊な性能は無いが負の感情を抱く事により、其の炎は黒く染まり、肥大化していく。 黒く染まる事によって炎に麻痺効果が与えられる。 火の玉程度の大きさならば腕から離して使役できる。数は空気読みで。 麻痺効果を持った炎に触れた部分は三レス間、凍傷の様になり使用不可能になる また、炎自体の性質も負の感情により強化されていく。抱けば抱くほど炎は高温になり、燃え広がる速度も上がっていく。 逆に正の感情を抱けば抱く程炎からは色が抜け、炎としての性質も弱まっていく。 スペック 身体能力が常人より少し高い 容姿・性格etc 綺麗に手入れされた赤い長髪、キラキラしている赤い瞳。 何処からどう見ても『美少女』と呼べる顔。 最近左腕と右足を失った。が、【変態浪漫】に義手義足を作ってもらい、車椅子とはおさらばした。 【超動機構】の使い魔だったが、ご主人様死亡。あまりのショックに狂人化。記憶を喪失していたが、最近ひょんな殺し合いの最中に思いだした。 その後【陰陽八極】にご主人様が死んだことを知らされるが、記憶がないため色々勘違い。 とりあえず、ご主人様の仇をうつことを心に誓った。 一応『学園』の生徒である。一応ね。 ついでに【企業】の社員でもある。 持ち物 不殺同盟への地図 あんよとおててが上手なのね、貴女……くん 一号(義手&義足) 作成【変態浪漫】 概要 ダイヤモンドでできている義手。特殊能力は義手を液体化させること。水が何かに吸収されて無くなっても空気中の水分を補充することで無限に使用可能だが、補充一回につき体力を消費する。 それと、ごく普通の義足。 +日記的なもの 企業の社長【変幻承腕】に会う。誘われたので【企業】に入社した。 【企業】の仕事で教団を襲撃。 防衛側の【聖域粒子】と戦闘。脇腹に傷を負うも勝利。 その後【四次元袋】と戦闘。銃撃を喰らうも勝利。 街中で【掌開異能】に出会い、会話。喫茶店に行き、ミスドに行き。 ご主人様からの手紙を読んでもらった。 公園で【陰陽八極】に出会う。一発でご主人様が死んでいることを見抜かれた。ちょっと発狂気味。 ご主人様からの手紙を読んでもらった。 公園で【不安境界】に声をかけられる。ダイヤの知らないご主人様の知り合いだった。相手の気遣いにより狂気は最小限で収まった。 【土塊兵站】にご主人様をグチャグチャにされて完全に狂人化。 ヤバい人になってしまった。 【空耳制御】のいた街角で暴走。平和だった街角を火炎地獄に変えた。 【片眼変態】と図らずも死合いに。相手の左腕を焼き切り、右足を焼くがまともな思考が出来ず、敗北。頭を強打したため記憶喪失に。 【陰陽八極】と公園で遭遇。ご主人様が既にこの世を去っていることを告げられ、取り乱す。しかも自分が犯人だと嘘をついてきたため殺意を抱くもそれが嘘だと見破り、殺し合いに発展するには至らなかった。 【陰陽八極】と公園で模擬戦。思ったよりは善戦したが、まあ、負けた。 久々に妹に遭遇し抱き着く。舐める。嫌がられたって気にしない。 【重力皇女】と公園で死合い。負けたがなんとか生きている。その戦いで左腕と右足がなくなり、記憶を取り戻した。今は少し狂人だが話は出来るくらいの状態。 夏祭りをこれ以上ないほどエンジョイした。そして燈籠流しでご主人様に言いたいことを言った。どうか安らかに… 【逆奇禍神】と『学園』の時計塔で遭遇。火を放とうとしていたが、見つかったため中断。その後、普通に雑談して、普通に別れた。 【遮光之幕】と『学園』の時計塔で遭遇。とある人物のことを調べていることを渋々告げると、学園長に聞くといいと教えてくれる。 【真双戒剣】と公園で遭遇。暑さに唸っている所を冷やしてもらった。更に『学園』の裏について調べていることを告げると食いついてきた。ケータイの番号を貰った。いい人、かもしれない。 【蟇弧護法】と森で遭遇。【土塊兵站】の本名が明らかに。砂田 堅というらしい。青年に感謝だ。 【真双戒剣】と公園で遭遇。暑さに唸っている所を冷やしてもらった。更に【土塊兵站】の本名が判明したことを教えたが、相手も既に知っていた。 誰かの落とし物からご主人様(のクローン)が被写体のスナッフビデオを発見。回収。 【見習い戦士】と公園で遭遇。『学園』の危険性について教えてあげた。雷に打たれてたけど大丈夫なのだろうか…突然うずくまったりもしていたし。 【蟇弧護法】と公園で遭遇。前回と大きく様相が違った。が、それは色々あって【土塊兵站】に命を狙われているからだとか。 【片眼変態】と遭遇。とりあえず暴走しているときに襲ってしまったことを謝罪した。そしてデコピンされた。痛い。 【蟇弧護法】と街中で遭遇。不良から助けてもらった。その後ドーナツを食べながら対『学園』についてのミニ会議。不殺同盟について教えてもらい、地図を貰った。 【変態浪漫】とCGで遭遇。遊んだ。それと義手と義足を自分の左腕と引き換えに作成してもらった。 【月光官能】と【不殺同盟】近くの喫茶店で遭遇。『学園』についての情報を提供した。手応えはまずまずってところか…。 【真双戒剣】と廃墟で遭遇。何故かケモ耳が生えていた。そして何故か斬った。衝撃的である。『学園』について少し話す。 【白鳳撃突】と公園で遭遇。どうやら【陰陽八極】の姉らしい。懐かしい気分に浸るのであった。 【月光官能】、【蟇弧護法】と【不殺同盟】前の喫茶店で会話。『学園』のことについて打ち合わせ。 【空耳制御】と意味不明なお話をした。だけど本人たちの間では会話は成立していた模様。 【蟇弧護法】と色々打ち合わせ。そのまま、話し合いへ。 【墓弧護法】【月光官能】【土塊兵站】ととても仲よくお話をした。まあ、殺し合いになったのだが。退散。 その後不殺同盟のアジトで介抱されて一命を取り留める。 そしてお話へ…【墓弧護法】と おっぱい好きな男【始転回帰】と雑談。 【指槍頂鎖】と殺し合い。殺害。 【月光官能】とお話しした。
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同名アイドル [ふわふわメイド]十時愛梨(特訓前)データ プロフィール セリフ集 [ふわふわメイド]十時愛梨+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 セリフ集(思い出エピソード) [部分編集] 同名アイドル 十時愛梨 [スイートバレンタイン]十時愛梨 [シンデレラガール]十時愛梨 [アニバーサリープリンセス]十時愛梨 [CDデビュー]十時愛梨 [プリンセスバニー]十時愛梨 [部分編集] [ふわふわメイド]十時愛梨(特訓前) データ [ふわふわメイド]十時愛梨 属性 パッション レア度 Sレア Lv上限 60 親愛上限 40 Lv1攻撃値 5420(1コスト比285.2) Lv1守備値 3960(1コスト比208.4) 最大攻撃値 14228(1コスト比748.8) 最大守備値 10395(1コスト比547.1) コスト 19 移籍金 10,950マニー 特技 ご奉仕ハプニング(パッションタイプの攻 極大アップ) 入手 あなたにご奉仕! メイドセレクションガチャ(2014/02/28~2014/03/10) [部分編集] プロフィール アイドル名 [ふわふわメイド]十時愛梨 フリガナ とときあいり 年齢 18 身長 161cm 体重 47kg B-W-H 88-57-88 誕生日 12月8日 星座 射手座 血液型 O型 利き手 右 出身地 秋田 趣味 ケーキ作り CV 原田ひとみ [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 ガチャ所属時コメント 「メイド愛梨がいーっぱいご奉仕してあげますからねっ♪えっと…何をすればいいんですか、ご主人様ー?」 ガチャ所属時コメント 「」 ガチャ所属時コメント 「」 プロフィールコメント 「お待たせしましたーっ!愛梨特製ケーキセットですよーっ♪ご主人様、今日は愛梨がいっぱいいっぱいご奉仕してあげますからねっ♪うふふっ♪ところで、ご奉仕ってなにするんでしょうー?」 親愛度UPコメント 表示 「お飲み物は…エナジードリンクですか?スタミナドリンクですかっ♪」 親愛度MAXコメント 表示 「○○ご主人様、なにかご用があったらすぐにお呼びつけくださいね♪愛梨はいつでもお側にいますけどっ♪えへっ♪」 リーダーコメント 「いらっしゃい…え、出番!?」 あいさつ 「メイド愛梨、一人前ですーっ♪」 あいさつ 「なんでもご奉仕しますからねっ」 あいさつ 「ご奉仕って肩もみとか?モミモミ…」 あいさつ 「レアチーズケーキって何が珍しくてレアなんでしょうね?…うーん?」 あいさつ 表示 「○○ご主人様、今日はなんでもお申し付けください♪」 仕事終了時 「今日はメイド体験、頑張りますっ」 仕事終了時 「あんっ、メイド服がズレちゃって…」 仕事終了時 「スカート、ドロワーズ、パニエ…暑いです」 仕事終了時 「トレーにパフェやケーキやドリンクを乗せると…ぷるぷるしちゃいますぅ!」 仕事終了時 表示 「メイドですからティータイムは任せて…あ、ティータイム以外でもお任せです!」 [部分編集] [ふわふわメイド]十時愛梨+(特訓後) データ [ふわふわメイド]十時愛梨+ 属性 パッション レア度 Sレア+ Lv上限 70 親愛上限 300 Lv1攻撃値 6504(1コスト比342.3) Lv1守備値 4752(1コスト比250.1) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 9350(1コスト比492.1) Lv1守備値(MAX特訓時) 6832(1コスト比359.5) 最大攻撃値 21545(1コスト比1133.9) 最大守備値 15742(1コスト比828.5) コスト 19 移籍金 16,425マニー 特技 ご奉仕ハプニング(パッションタイプの攻 絶大アップ) [部分編集] プロフィール アイドル名 [ふわふわメイド]十時愛梨+ フリガナ とときあいり 年齢 18 身長 161cm 体重 47kg B-W-H 88-57-88 誕生日 12月8日 星座 射手座 血液型 O型 利き手 右 出身地 秋田 趣味 ケーキ作り CV 原田ひとみ [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「今日はせっかくの和風でメイドな愛梨だから、かわいく撮ってくれたら嬉しいですっ♪よろしくお願いしますねっ♪ところでこの衣装も、胸元がきついんですけど…あのぅ、ご主人様~!?」 親愛度UPコメント 表示 「○○ご主人様、メイド服はお好きですか? 私もですっ♪」 親愛度MAXコメント 表示 「○○ご主人様、メイド愛梨はいかがでしたか~♪でも、メイド姿じゃなくっても私はいつでもご奉仕してあげますからっ♪」 リーダーコメント 「ふわふわな感じです~♪」 あいさつ 「メイド愛梨、一人前ですーっ♪」 あいさつ 「なんでもご奉仕しますからねっ」 あいさつ 「お給仕はしなくていいのかな?」 あいさつ 「メイドさんはみんな17歳っていうんですって!面白いですね♪」 あいさつ 表示 「○○ご主人様、お手伝いできることはありませんか♪」 仕事終了時 「あんっ、メイド服がズレちゃって…」 仕事終了時 「スカート、ドロワーズ、パニエ…暑いです」 仕事終了時 「今日の愛梨もふわふわですっ」 仕事終了時 「お仕事…じゃない、お出かけの時間です。○○ご主人様」 仕事終了時 表示 「○○ご主人様には、特別なおもてなししちゃいますっ!」 [部分編集] セリフ集(思い出エピソード) 前編(事務所) おはようございますっ!あっプロデューサーさん!お疲れさまですっ!愛梨ですよっ!はぁ~…歩いてきたらあっついですぅ~事務所に着く前にコート脱いじゃいました!あっ、もうそろそろ春だから、ですかっ?そっかぁ…健康とは関係なかったですか…ざんねんです~思えば私、運動してもあんまり痩せないんですよね…いっつもお洋服がきつくって…衣装もきついし…ケーキを作ってる間に食べちゃうから…?だって味見って大事じゃないですか!お塩とお砂糖を間違えてないかとか……てっ、天然とかじゃありませんっ!簡単なこととかをちょっと間違えちゃうだけです!ケーキ作りってむずかしいんですよっ!あっそうだ、今回のお仕事はなんですか?…ケーキを作る方でもなく、食べる方でもなく…?えーっ、なんですかーっ? 後編(メイドカフェ) いらっしゃいませっご主人様ーっ!今日はプロデューサーさんをご主人様って呼んじゃいますからねっどうですか!メイド愛梨ですよ~っ♪ほらほらプロデューサーさ…じゃありませんでした…ご主人さーまっ♪ケーキで例えるなら、まるでふっくら膨らんだシフォンケーキみたいですっ♪このあたりとか、ふわっふわっですよ~ほらほら、見てください~っ!なんだかおいしそうに見えてきませんか~っ?ねっ?どうですかーっ♪今日は一日メイドの私がケーキもパフェもドリンクも、なんだったら幸せだって運んじゃいますからねっ♪そうそう、プロデューサーさんには…愛梨をお届けしちゃいますからっ!…ああっ、ご主人様でした!せっかくステキに言えたと思ったのにっー!いまのなし、なしですーっ!わーん!
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京太郎「んー」 智葉「ば、馬鹿…そんなに撫でるな」 京太郎「そうは言っても嫌いじゃないでしょうに」 智葉さんは今、俺の腕の中にいた。 俺とは比べ物にならないほど強い身体は、しかし、信じられないほど女の子なのである。 こうして座っている俺の腕の中に綺麗に収まってくれていた。 まるで俺のために生まれてきてくれたようなその収まりの良さに俺のスキンシップは止まらない。 対面座位の形で俺と向き合う彼女のあちこちをスススと撫で回してしまう。 智葉「まったく…昨日アレほどしただろう?」 京太郎「でも、足りないですよね?」 智葉「それは…」 京太郎「迷宮の中では色々とやきもきもさせてたでしょうし、お詫びはしないといけないと思いまして」 智葉「それがコレか?」ジトー 京太郎「いけません?」 智葉「…別にいけないとは言っていない」メソラシ 京太郎「ふふ」 なんだかんだ言って智葉さんの意識はもう魔物そのものだ。 首がある彼女は理性的ではあるものの、セックスが大好きな事には代わりない。 俺が誘ったら恥ずかしながらもすぐ応えて、ベッドでは率先して求めてくれる最高の恋人。 そんな彼女にキスをしようと俺は顔を近づけて… ―― ― ピンポーン 京太郎「…ぁ」 智葉「ぁ…」 唐突なインターフォン。 それによって目の前の智葉さんから濡れるような欲情が抜けていくのが見て取れた。 このまま事に至ろうとした俺からすれば、それはとってもまずい。 こっちはもう智葉さんのぷりっぷりのお尻をムスコの真上に感じて、完璧にその気になっているんだから。 京太郎「智葉さん…」 智葉「だーめーだ」 京太郎「えー」 智葉「流石に来客した相手を放っておく事は出来ないだろう」 そう言って智葉さんはヒョイを俺の膝の上から降りた。 そのままスタスタと歩く彼女のお尻に視線を送りながら、俺はガックリとうなだれた。 もうちょっとで智葉さんととても気持ちの良い恋人生活を愉しめたと言うのに。 これで下手な用事だったら容赦しない。 …そう硬く心に決めながらもムスコが張った俺は椅子の上から動けなかった。 ―― ガチャ 智葉「ん?…あぁ、君か」 智葉「彼に用か?」 智葉「大丈夫だ。うん。気にしないでくれ。本当にそういうんじゃないから」 智葉「で…どうする?中に入るか?それとも彼をこっちに呼んでこようか?」 智葉「…そうか。じゃあ、中へどうぞ」スッ 京太郎「…ん?」 どうやら来客は俺に会いに来たらしい。 そして智葉さんはその来客者を部屋にいれる事にしたようだ。 その話しぶりから決して知らない相手という訳ではなさそうだが、かと言って美穂子のように親しい相手という訳でもないらしい。 一体、相手は誰なのか。 そう思って振り返った俺の視界に顔を真っ赤にした新子さんが入ってきた。 京太郎「あ、あれ?新子さん?」 憧「あ、え、えっと…そ、その…」モジ 智葉「君に会いに来たらしいぞ」 憧「べ、別にアンタに会いに来た訳じゃ…」 智葉「じゃあ、私に用があったのか?」 憧「う…そ、それは…」 智葉「ふふ。冗談だ」 智葉「お茶を淹れるから座っててくれ」 憧「あ、ありがとうございます…」 流石の新子さんも智葉さんを前にすると型なしみたいだな。 まるで借りてきた猫のように大人しくしている。 普段の意地っ張りな彼女も可愛いが、今の新子さんも悪くない。 まぁ、どっちの方が良いかと言えば、やはり俺にとって自然体に近い前者なのだけれど。 憧「な、何よ…?」 京太郎「いやぁ、まさか新子さんから俺に会いに来てくれるなんて」 憧「ば、ばっかじゃないの?そんな訳ないでしょ」 京太郎「じゃあ、何しに来たんです?」 憧「そ、それは……え、えっと…」アタフタ 憧「ほ…報告を聞きに…」 京太郎「報告?」 憧「そ、そうよ。私はアンタの報告を聞く義務があるの」 …あったっけ、そんなの。 いや、確かに前、凄い面倒な遠回しに心配してるとは言われたけれどさ。 しかし、だからと言って、わざわざそこまでする必要はないと思うんだけど…。 智葉「それだけ君の事が心配という事だろう」 憧「ち、違っ…わ、私は…!?」カァァァ 智葉「ふふ。さっきも私の事を見てあからさまに期待はずれな顔をしていたからな」 智葉「結構、悶々としていたんだろうさ」 憧「う…うぅ…」フルフル あぁ!新子さんが恥ずかしさに耐え切れずついに震え始めた!! …うん、基本的にクールで洞察力もある智葉さんと意地っ張りな新子さんとの相性は悪いのかもしれない。 その…一方的に智葉さんが新子さんを恥辱プレイしてしまう的な意味で。 考えても見れば迷宮でも智葉さんは新子さんを一撃で倒していたし。 …いや、アレは色んな意味でノーカンかもしれないけれど。 京太郎「まぁ、それなら話さない訳にはいきませんね」 憧「べ、別にあたしは心配なんてしてないんだからねっ!」 京太郎「はいはい。分かってますよ」 京太郎「でも、新子さんは報告しなきゃいけない事を忘れてた俺のところにわざわざやってきてくれたんですよね?」 京太郎「だったら、そのご足労の分、ちゃんと伝えなければいけないと、まぁ、それだけの話でして」 憧「そ、そう…それならば良いわ」ツイッ まぁ、聞いて面白い話ではないと思うけれどな。 ぶっちゃけ、特に山があったり、谷があったりする訳じゃないし。 巷に溢れる冒険記のようなものを期待されると正直、困る。 しかし、それでも彼女が聞きたいと言うのであれば聞かせてあげるのが一番だろう。 京太郎「で、まぁ、そこで道が塞がれてしまった所為で撤退を余儀なくされてしまった訳です」 憧「……」 京太郎「…あれ?新子さん?」 そう思って大体の顛末を語り終えた俺の前で彼女は沈黙だけを返す。 微かにうつむき加減になった新子さんからは中々、表情を読み取れなかった。 あまりにも情けない俺の姿に呆れたのか、或いは怒っているのか。 それ読み取ろうとする俺の前で、彼女はいきなりその顔を跳ね上げさせた。 憧「ばっかじゃないの!?アンタ…ばっかじゃないの!?」 京太郎「え、えー…」 憧「なんで平然としてられるのよ!?アンタ、死にかけたんでしょ!!」 京太郎「いや…まぁ、そうですけど」 憧「そうですけどって何!?」 京太郎「実際、俺はあそこで死ぬなんてまったく思ってませんでしたし」 アレはあくまでも大星さんの拒絶だったのだろう。 規模はでかかったが、別に避けられないものじゃなかった。 少なくとも俺を殺す為のものではない。 どちらかと言えば俺達の道を塞ぐ事が目的のそれに死ぬ予感はあまりしなかった。 京太郎「それに智葉さん達もいましたし」 智葉「…だからと言ってあんまり無理してもらうと困るぞリーダー」 京太郎「あはは、善処します」 けれど、そう言いながら満更でもない顔をしてくれる彼女だからこそ、俺は命を預けられる。 まぁ、それを差し引いても、前回のそれはちょっと無謀が過ぎたけれどな。 二人に釘も刺されている訳だし、次から同じ轍を踏まないようにしよう。 憧「…何よ…それ」 京太郎「え?」 憧「なんで…なんでそんな風に思えるのよ…?」 京太郎「それは…」 憧「アンタ死にかけたのよ!辻垣内智葉さんだって目の前で恋人を死なせかけたのよ!」 憧「それなのになんでそんな風にあっけらかんとしてられるの…?」 京太郎「…そりゃまぁ、信じてますから」 憧「…え?」 俺だって最初の頃は怖くて仕方がなかった。 何時怪物が出てくるのかとびびりまくっていた最初の頃を今でもはっきりと思い出せる。 今ではもうそんな気持ちはまったくない。 俺の中にあるのは恐怖よりも、寧ろ、二人から預かる信頼の重さだった。 京太郎「俺達だって迷宮の中で仲良しこよししてた訳じゃありません」 京太郎「死ぬような思いをした事は何度だってあります」 京太郎「だけど、俺達はその度に乗り越えてきました」 京太郎「色んな人の力を借りて」 京太郎「その全てを乗り越えて…今、ここにいるんです」 勿論、その信頼だってなにもないところから生まれた訳じゃない。 一緒に生死を共にして戦い続け、数えきれない障害を乗り越えていった結果だ。 その経験と自信、そして彼女達の信頼が俺の力になってくれている。 死の恐怖という乗り越えがたいものを乗り越えられているのもそれが大きいのだろう。 京太郎「まぁ、単純に慣れって奴もあるんでしょうけどね」 智葉「君は本当に無茶する時は無茶する奴だからな」 京太郎「い、一応、勝算がなきゃやりませんって」 智葉「どうだかな」クスッ 京太郎「さ、智葉さんってば…」 憧「……によそれ」 京太郎「…え?」 そうイチャつく俺たちの前で新子さんはギュッと拳を握りしめた。 微かに震えるそれは一体、何を示しているのかは分からない。 だが、今の彼女が決して平静ではない事くらい俺にだって分かる。 憧「なによそれ…」 憧「私は…慣れないわよ…」 憧「何時だって…何時だってアンタの事心配して…!」 憧「今日は帰ってくるんだろうか、一時間もしたら帰ってくるんだろうかって…!」 憧「何時もそんな事考えて…ソワソワして…それ…で…」 京太郎「…新子さん」 ポツポツと漏れる彼女の言葉はきっと本心からのものなのだろう。 何時もは彼女の色々な感情によって覆い隠されているそれが、今、漏れだしている。 まるで溢れ出す感情が止まらないような今の新子さんに俺は何を言えば良いのだろうか。 俺の不用意な言葉が彼女の神経を逆撫でしてしまったのが分かるだけに、俺の思考は空回りしてしまう。 憧「そうよ!何時も怖いの!」 憧「もしかしたらこの瞬間も大怪我してるんじゃないかとか!」 憧「もしかしたらもう二度と会えないんじゃないかとか…!」 憧「何時も何時もそんな事考えちゃうの!!」 憧「アンタの事なんか嫌いなのに…腹が立つのに…!」 憧「アンタがいなくなると…頭の中がすぐアンタの事で一杯になっちゃって…!」 憧「お礼も言えないまま死なれるのは嫌だって…」 憧「ごめんも言えないまま二度と会えないのは嫌だって…そう思うの…!」ポロポロ 京太郎「え、えっと…新子…さん」 憧「か、勘違いしないでね!」キッ 憧「あ、アンタの事が好きとかそういうのないから!」 憧「お、男とか汚いし…デリカシーないし…スケベだし…!」 憧「と、特にアンタが人の心の中、滅茶苦茶にしてくれてるんだから心象最悪よ!!」 京太郎「アッハイ」 まぁ、ここで新子さんに好かれてると俺も思ったりするほど自意識過剰じゃない。 そもそも俺が彼女に好かれるような要素って文字通りゼロだからなぁ。 ただ助けた相手と助けられた相手というだけで、それ以外のつながりはほとんどない。 いくら新子さんが魔物だと言ってもそんな状態で堕ちるほどチョロくはないだろう。 憧「…っ!」グシグシ 憧「と、とにかく…!私…もう我慢出来ないから!」 京太郎「…え?何を…」 憧「一人でじっとしてるの!」 憧「そもそも私…そういう待つだけのヒロインみたいなの似合わない女なのよ」 憧「そうよ…何時だって私はシズと一緒に色んな事挑戦してきたんだから」 憧「だから…アンタ」キッ 京太郎「え、えっと…何か?」 憧「…私を仲間に入れなさい」グッ 京太郎「…え?」 いやいやいやいや、ちょっとまって、マジで待って なんで今の流れからそういう話になるの!? 俺、迷宮って怖いところだって説明したよね! 死の危険もあるやばいところだって新子さんも分かってるよね!? 憧「何よ!私じゃ不満だって言うの!?」 京太郎「いや…別にそういう訳じゃ…つか、迷宮は色々と危険で…」 智葉「ふむ…じゃあ、まず志望動機を聞こうか」 京太郎「智葉さん!?」 そんな彼女を何とか説得しようとする俺の横で恋人がまるで面接官のような事を言い始める。 勿論、聡明な智葉さんの事だから、きっと何か考えがあるのだろう。 しかし、そうは分かっていても、俺は中々、納得出来ない。 折角、迷宮から助けだした人をまた迷宮の中に連れて入るなんて本末転倒も良いところじゃないか。 多くの苦難を共にした恋人の発言だとしても、やはりそう思ってしまうのだ。 憧「…さっきも言った通り、私はもう嫌だから」 憧「こんな感情を持て余したままずっと一人で待っているのは嫌なの」 智葉「だが、君自身、さっき言っていただろう」 智葉「迷宮はとても恐ろしい場所だ」 智葉「そんな場所に嫌だからとそれだけで足を踏み入れる覚悟は本当にあるのか?」 智葉「もしかしたら今の君が感じているよりもはるかに強い『嫌』があっちにはあるかもしれないぞ」 憧「…そんなもの百も承知よ」 憧「本当は今も死ぬかもしれないって思ってる気持ちは私の中にもあるわ」 憧「だけど…私はそれよりも今のこの状況が耐えられないの」 憧「毎日毎日、不安と自己嫌悪と心配で胸が押しつぶされそうになるのは…もう嫌」 憧「それなら…いっその事、辻垣内さん達と一緒に辛いところに飛び込んだ方がずっとずっと良い」 智葉「…辛いぞ?少なくとも温室育ちのお嬢様にはな」 憧「お生憎様。私の幼馴染はどこに出しても恥ずかしくないような体力バカなんだから」 憧「その子にずっと振り回されてたんだから、ただの温室育ちじゃありません」 ムンッと小さく胸を張る新子さんに智葉さんへの遠慮は最早、なかった。 試すような彼女を相手に互角に話している。 さっきまでの新子さんからは考えられないくらいのそのやりとりに、けれど、俺の心は固まらない。 本当に今の彼女を連れて行っても良いんだろうか。 そんな迷いが胸の中でぐるぐると渦巻く。 憧「ま、あたしの能力を見れば少しは見方も変わるはず」スッ 智葉「それは…データチップか」 憧「えぇ。これをCOMPって言うのに差し込めばリンクされるって聞いたんだけど…」キョロキョロ 京太郎「え、えっと…COMPは…」 智葉「こっちだ」スッ 京太郎「な、なんですぐ出てくるんですか…」 智葉「こういう話の流れになると思って途中から…な」 智葉「まぁ、良い。それよりも新子のデータを見せてもらおう」 名前 新子憧 Lv10 種族 デミエルフ タイプ くさ/エスパー 特性1 かちき(ステータス低下を受けた時、とくこうが二段階あがる) HP 71/71 MP 19/19 こうげき40 ぼうぎょ30 とくこう80 とくぼう70 すばやさ80 技1 マジカルリーフ 消費3 くさ 威力60 相手に必ず命中する草で攻撃する 技2 ねんりき 消費1 エスパー 威力50/命中100 念力を送って敵を攻撃する 相手を混乱させる事がある(10%) 技3 せいちょう 消費2 ノーマル 自分のとくこうとこうげきを一段階あげる ひざしが強い状態だと二段階あがる 京太郎「これ…は…」 智葉さんでは補えない特殊を補える種族。 速度も同じレベルであれば智葉さんを抜き去る事が出来るだろう。 特に智葉さんが大の苦手とするかくとうに強いエスパーなのは心強い。 これから先、出てくる相手にまたかくとう型がいないとは限らないし、かなり魅力的なのは確かだ。 憧「どう…悪くないでしょう?」 そんな俺の視線に気づいたのだろう。 新子さんはどこか自慢気に、そして安心するようにそう言った。 確かに元々、第一階層の主であっただけに能力も技も強力である。 現状、埋めがたい智葉さんの弱点をカバーしてくれるのも有難いし…何より彼女だけにアタッカーを任せなくて済む。 新子さんの加入は多くのメリットを俺たちに与えてくれるだろう。 京太郎「(…だからこそ、慎重に考えないと)」 一度、仲間にした以上、彼女の命も俺が預かるのだから。 それは人生を預かるとさえ言い換えても良い。 俺のミスがそのまま新子さんの死にもつながる可能性がある以上、安易な返事は出来ない。 彼女を受け入れる覚悟が俺にあるのか…しっかりと問わなければ。 京太郎「…分かりました」 憧「…ホント!?」 京太郎「えぇ。ここまで立派なものを見せられて拒否なんて出来ないですしね」 彼女の能力はそれくらいに魅力的かつ強力なものだった。 けれど、俺の気持ちを固めたのは新子さんの中で既に覚悟が固まっている事。 …そもそも俺は彼女と同じ悩みを持っていた美穂子を相手に一度、応えたのだ。 今更、ここでなしだなんて言える訳がない。 智葉「…まぁ、君がそう決めたのであれば私に異論はない」 智葉「これからよろしくな、新子」スッ 憧「えぇ。よろしく。……ってあ…」カァ 智葉「ん?…あぁ、敬語の事か?」 智葉「気にするな。仲間になった相手に一々、敬語を使うのも馬鹿らしい話だしな」 智葉「…ましてや、恋人になった相手にいまだ敬語を使うのはよそよそしいよさえ言える」ジトー な、なんかあてつけっぽくないですか…? いや、まぁ、それだけやきもきさせてるって事なんだろうけどさ。 でも、やっぱりまだ勇気が出ないんです。 もうちょっと待ってください。 智葉「まぁ、こうして晴れて仲間になった訳だ」 智葉「胸の中にあるしこりは全て吐き出してしまった方が良いだろう」 京太郎「しこり?」 智葉「さっき彼女が言っていただろう?」 智葉「君に感謝の言葉も言っていないし、謝罪もしていないって」 憧「…あっ」カァァ あぁ、そう言えばそんな事も言ってたっけか。 それよりも色んなインパクトが強すぎて、俺の頭の中から完全に消し飛んでたぜ…。 智葉「折角の機会だ。言ってしまえば良い」 憧「あ…で、でも…それ…は…その…」モジ 智葉「ん?」 憧「もうちょっと時間が必要…と言うか何というか…えっと…」 まぁ、彼女の気持ちは既に分かっているんだ。 勢い任せのものではあったとしても、俺にとってはそれで十分である。 ましてや、彼女はそういうのが苦手なタイプって言うのは既に分かっている訳だしな。 わざわざ迫るのも酷な話だろう。 京太郎「そうですよ。別に今でなくっても…」 智葉「甘い」 京太郎「え?」 智葉「迷宮は危険な場所だ」 智葉「こうして新戦力が増えたところで無事に帰ってこれるかは分からないだろう?」 智葉「そんな場所に行くのに思い残しなど残したままにするべきじゃない」 智葉「あまりこんな事は言いたくはないが…私達も次には死んでしまうのかもしれないんだからな」 憧「っ!」ビクッ 智葉「だから、こうして機会があるときに言うのが一番だ」 京太郎「確かにそうかもしれませんが…」 憧「…い、言うわよ」 京太郎「え?」 憧「べ、別に…一言言うくらいなんともないわ」 憧「そうよ。別に何か恥ずかしい事を言う訳じゃないんだから」 憧「大丈夫…大丈夫…」グッ …本当に大丈夫かなぁ。 なんだか完全に気負っている…と言うか、肩とかかなり力が入っている状態だ まるでこれから迷宮に入ると言わんばかりの緊張っぷりである。 俺に謝罪と感謝の言葉を言う。 きっと他にとっては単純なそれが、彼女にとってはとてもハードルの高いものなのだろう。 憧「…よ、よし…!す、須賀京太郎!」 京太郎「アッハイ」 憧「あ…アンタのやった事は正直お節介だったわ!」 憧「こうして今の世界に出てきて、改めてそう思ってる!」 憧「あそこで永遠と寝ていられた方が幸せだったって…」 憧「人間じゃなくなっていく苦しみとか」 憧「いつでも外から嬌声が聞こえてくるような狂った世界とは一生、無縁で居たかったって今でも思ってるわ」 京太郎「……」 憧「…でも、それだけじゃないの」 憧「やっぱり…生きるのって楽しいのよね」 憧「辛いけど…苦しいけど…」 憧「でも、こうして色んな人に支えてもらって…」 憧「そんな中で楽しいってちょっとだけ…ほんのちょっとだけ…思ってるから」 憧「…だから…あ…あ…あり…がと…ぅ…」モジモジ 憧「…お節介でも…あたしの事を…助けて…くれて」 憧「後…何時も…その…ひどい事…言っちゃうのも………ごめん」 憧「あ、アンタを前にしちゃうとどうしても緊張しちゃって…その…嫌な子になって…」 憧「…毎回…嫌な思いさせて…ごめん…なさい…」 そう言って頭を下げる彼女は微かに震えていた。 それは新子さんがこれを屈辱だと思っているから…などではなく、怯えているからなのだろう。 俺に嫌われているのでは、と許してもらえないのでは、と彼女は内心、そう思っているんだ。 京太郎「(…そんな彼女に俺が言うべき事は…)」 京太郎「新子さんは嫌な子なんかじゃないですよ」 憧「…でも」 京太郎「少なくとも俺にとって新子さんのそれは決して嫌なもんじゃありませんし」 憧「…本当?嘘ついてない…?」チラッ 京太郎「えぇ。本当です」 まぁ、若干、面倒な人だとは思ってるけどな。 でも、面倒ってだけで決して嫌っている訳じゃない。 寧ろ、咲でそういうのに慣れた俺にとっては、そういうのも可愛らしく映る。 京太郎「新子さんはちょっと自己主張の仕方やコミュニケーションが変わってるだけですって」 京太郎「ちゃんと新子さんの気持ちは伝わってますから安心して下さい」 憧「…う…ひ、人のことをコミュ障みたいに言わないでよ…」カァ 京太郎「はは。すみません」 京太郎「ま、何にせよ、新子さんは今のままで問題はありませんよ」 京太郎「これからよろしくおねがいします」スッ 憧「…………やだ」ツイッ 京太郎「…え?」 あれー? ここは仲良く握手してハッピーエンドって流れじゃないのか!? てっきり俺はそうだと思ってたんだけど…まさかの新子さんからのガチ拒否である。 未だ紅潮の残る顔も背けられているし…これはもしかして調子に乗りすぎたか? 憧「…その新子さんっての止めてよ」ポソッ 京太郎「え?」 憧「一応、あたし達、同い年だし…てか、年齢で言えば下手したらアンタの方が上かもしれないくらいだし…」 憧「そ、それに…これから一緒に迷宮潜るんだから…そんな他人行儀なの止めて」 憧「後、敬語も…そういうの柄じゃないし…」ポソポソ 京太郎「…新子さん…」 憧「あーもー!憧で良いって言ってんの!!」カァァ 憧「ほら!復唱!!」 京太郎「あ、憧…」 憧「ふきゅっ」 京太郎「…どうしたんだ?憧」 憧「ふきゅきゅっ」 なんか急に鳴き始めた。 いや、これが鳴き声かどうか分からない訳だけれども…。 でも、憧って呼ぶ度に変な声あげてるし…もしかして体調でも悪いんだろうか? 憧「や……や…」 京太郎「…嫌だったか?」 憧「い、嫌じゃない!嫌じゃない…けど…!」 京太郎「……憧?」 憧「~~~っ!!!」プシュゥ 憧「き、京太郎のくせに気安く呼ぶな…!こ、このバカぁ…!」フルフル 京太郎「いや、呼べって言ったのそっちだろ」 憧「そうだけど…それはそうだけど…!!」 憧「ぅ~っ!ぅ…うぅぅぅ…っ!」 憧「お、覚えてなさいよね!!!!」ダッ 京太郎「え?」 そう言って、憧は椅子を立ち上がり、その場から去っていく。 俊敏とそう言っても良いその動きに俺は追いかける事すら出来なかった。 一体、何がダメだったんだろうか? そう思う俺の前で彼女は視界から消えて… ―― 憧「あ、お…お茶ごちそうさまでした。とても美味しかったです」ペコリ 智葉「いえいえ。どういたしまして」 最後に智葉さんにそう頭を下げてから部屋へと出て行ったのだった。 System 新子憧の好感度が10あがりました PTINボーナス さらに5あがり、好感度が50になりました → お、思った以上にクるかも… 好感度が50を超えた事により新子憧の進化条件が一部表示されます 進化条件:好感度が35を超えた状態で他キャラの魔力供給シーンを起こし、その後○○する 智葉「…行ったか」ギュッ 京太郎「あの…智葉さん?」 智葉「ん?」 京太郎「やっぱり寂しがらせてましたか?」 智葉「そんな事はない」 でもなぁ…。 智葉さんの方から俺の胸の中に飛び込んでくるって滅多にないし。 基本、俺の方からすきすきオーラ出しながらスキンシップ取ってるしなぁ。 特に今は目の前に憧が残したお茶なんかも出ているままなのだ。 普段の彼女なら、俺が甘えようとしてもそれを片付けるまでキッパリと拒否するだろう。 京太郎「…ごめんなさい」 智葉「どうして謝る?これは必要な事だろう」 京太郎「それは…そう…ですけど…」 …だが、そうやって智葉さんが傷ついてる姿を見ると…どうしてもな。 必要な事だと分かりながらも、やはり胸の中に申し訳無さは残るのだ。 特に最近は美穂子が加入し、智葉さんにも色々と歯がゆい思いをさせているから尚更。 智葉「私も認めている事だ。君がそうして自分を責める必要はない」 智葉「君がリーダーなんだ。美穂子も君の決定なら従うさ」 京太郎「…それは…そうかもしれませんが…」 智葉「…まったく、君は何を引っかかっているんだ?」 京太郎「智葉さんに我慢をさせてるって事ですかね?」 智葉「……」 俺の言葉に智葉さんは答えなかった。 しかし、それが俺にとって何よりも確かな答えである。 もし、本当に智葉さんが我慢などしていなければ、彼女は即答しただろう。 首の外れていない彼女は俺なんかよりもはるかに決断力に優れた人なのだから。 智葉「何を根拠にそんな事を…?」 京太郎「根拠なんてありません。ただの勘です」 智葉「…君は勘で恋人の心を疑うのか?」 京太郎「疑っているんじゃありません。ただ、知りたいだけです」 彼女の心は憧よりもよっぽど分かりにくい。 なまじ理性的なだけに魔物になった今でも気持ちを押さえ込めるのだから。 そんな彼女に本当の気持ちをぶつけて欲しい。 そう思うのは恋人として当然の事じゃないだろうか。 京太郎「それに…智葉さんが遠慮しているのは事実でしょう?」 智葉「…そんな事ない」 京太郎「じゃあ、どうして俺の前で首を外してくれないんですか?」 智葉「それは…そんな事になったらまた時間を無駄にしてしまうだけで…」 京太郎「そうやって時間を無駄にするだなんて気にする事じゃないでしょう」 京太郎「そもそも今だって毎回、帰ってくる度に一晩どころか一日中つながっている訳ですし」 京太郎「実際…それだけ智葉さんも寂しがっているんでしょう?」 智葉「…」 智葉さんは精の流出を防ぐ事の出来るデュラハンだ。 その強大な力とは裏腹にコストパフォマンスもかなり良い。 実際、この前の探索では目に見えるレベルの魔力の消耗はなかった。 つまり極論、彼女に魔力の供給は要らなかったのである。 だが、彼女は執拗に俺の事を求め、そして俺へと愛の言葉を説いた。 それは彼女自身が恋人との交歓に飢えている証だろう。 京太郎「でも、智葉さんは俺に何も言ってくれない」 京太郎「何時だってオトナの対応をするだけで、自分一人で抑えこんでるんです」 京太郎「それじゃあ…やっぱり悔しいじゃないですか」 京太郎「男としても…恋人としても」 京太郎「まるで頼りにされていないみたいで…辛いんです」 智葉「…京太郎」 京太郎「…だから…少しだけで良いんです」 京太郎「その首…外してもらえませんか?」 京太郎「俺に…智葉さんの心に触れる機会をくれませんか?」 以前、俺はそれを躊躇った。 まず真っ先に確かめなければいけない彼女の気持ちに、俺は踏み込むことを諦めたのである。 結果、俺は美穂子を加入させ、第二層を踏破した。 それそのものを決して悔やんでいる訳じゃない。 二人目の仲間は美穂子で良かったと、俺自身思っている。 だが、その一方で…もし、俺があの時踏み込んでいたらどうなっていただろうかと。 この前の探索のように彼女を幼児退行させるような事にはならなかったのかもしれないと。 俺はどうしてもそう思ってしまうんだ。 智葉「…君は強引だな」 智葉「…ついでにデリカシーもない」 智葉「私が魔物としての自分を恐れているとは思わないのか?」 京太郎「思いません」 智葉「…何故?」 京太郎「俺の知る智葉さんはそれを乗り越えて俺の為に立ってくれた最高に格好良い人だからです」 京太郎「そんな智葉さんが今更、魔物としての自分を怖がるはずがありません」 京太郎「もし、怖がっているのであれば…それはまた別の事でしょう」 京太郎「…例えば俺に嫌われてしまうんじゃないか、とか」 智葉「……ふぅ」 俺の言葉に智葉さんは小さくため息を漏らした。 それは俺の言葉がまったくの不正解だったから…ではない。 微かに気を抜くようなそれは、きっと白旗宣言なのだ。 これまで俺の為に気持ちを抑えこんでくれていた彼女が今、心のタガをゆるめてくれている。 智葉「…君は普段、鈍感なくせにそういうところはちゃんと見てくれているんだな」 京太郎「そりゃ大好きな恋人の事ですから」 智葉「…その恋人ほっといて美穂子とイチャイチャしまくってたがな」ジト 京太郎「う…それは…」 智葉「…まぁ、それを見ていただけの私も私だがな」 智葉「…だが…やっぱり私は怖かったんだ」 京太郎「…何をですか?」 智葉「自分の中の女の事が…な」 智葉「いや…より正確に言えば、君の事が好きで好きで堪らない私の中の女が…また嫉妬して…暴走してしまうんじゃないかと」 智葉「美穂子に害をなして…君に嫌われるんじゃないかと」 智葉「それが怖くて…一人で閉じこもっていたんだ」 京太郎「智葉さん…」 ポツリと漏らされるそれは俺が思っていた以上に切実なものだった。 怖い、とそう告げた彼女の言葉は何時もとは比べ物にならないほど弱い。 まるで疲労困憊で倒れこんだ末に漏らした声のようなそれは智葉さんのイメージとは似ても似つかないものだった。 智葉「私は…自分の中にそんなものがいるなんて知らなかった」 智葉「だが、君が部長に破廉恥な真似をされたと知って…君を襲った時…」 智葉「…私は…私は思ったんだ」 智葉「このまま…君の事を滅茶苦茶にしてしまいたいって」 智葉「美穂子の前で…君が誰のものなのか見せつけたいって」 智葉「君は私だけのものなんだって…誰の目にも分かるくらいにマーキングしたいって」 智葉「そんな…はしたない事を思ってから…ずっと…ずっと止まらないんだ」 智葉「頭では分かってる…そんな事いけないんだって」 智葉「美穂子と君が仲良くするのは戦略上当然で必要な事だって」 智葉「頭では分かっているのに…私…止まれないんだ…」ギュッ 思考と感情の乖離。 それに智葉さんはずっと苦しんできたのだろう。 普通の人間よりもずっとずっと理性的だからこそ。 その首が自分の気持ちをコントロール出来てしまうからこそ。 彼女はそれをしなければいけないと自分を追い込み、心の中のナイーブな部分に傷を負ってしまっている。 智葉「…私はやっぱり…魔物なんだ」 智葉「この首で発情を抑えても…それは変わらない」 智葉「どれだけそれっぽく振る舞っても…私の本性は、はしたなく…淫乱で…独占欲が強くて…面倒で…」 智葉「そして…君の事が好きで好きで好きで…好きで好きで好きで好きで好きで好きで堪らない…そんな…雌犬なんだ」 智葉「こうして君に告白している今も…私は期待してしまっている…」 智葉「このまま…ベッドに押し倒して…君に犯されたいと」 智葉「それがダメなら私が君を壊れるまで犯しぬきたいと」 智葉「胸の中が…そんな感情で一杯で…私…」 …そんな彼女に俺は何を言うべきだろうか。 自分が傷つくくらいに俺の事を好きでいてくれる恋人に、どんな言葉を投げかけてあげれば楽になるだろう。 …そんな疑問を浮かべても、中々に答えは出ない。 でも、俺は… ―― 京太郎「…良いんですよ」チュッ 智葉「あ…」 京太郎「ベッド行きましょうか?」スクッ 智葉「ちょ…な、何を…!?」 京太郎「だって…俺に押し倒されて犯されたいんでしょう?」 智葉「…ぅ」カァァ どこか意地悪な俺の言葉に智葉さんはその顔を一気に赤く染めた。 今更、俺に何を言ってしまったのかを思い出したようなその変化に、俺は小さく笑みを浮かべる。 どれだけ強くても、格好良くても…そして淫乱でも、独占欲が強くても。 俺はやっぱりお姫様抱っこすると胸の中にすっぽり収まるこの人が好きで…そして心から可愛らしいと思う。 京太郎「俺、智葉さんの事が好きです」ドサ 京太郎「ホント、好きです。マジたまんないくらい愛してます」 智葉「き、京太郎…?」 京太郎「だから…俺、構いません」 京太郎「智葉さんに壊されて…智葉さんだけのものになっても構いません」 京太郎「貴女がそれを望むなら、俺は貴女の為の人形になって良い」 智葉「~~~~っ!」 それはきっと彼女にとっての殺し文句になったのだろう。 まるで嬉しくて嬉しくて堪らないと言うように緩んだ頬。 目尻からはかすかに涙が浮かび、彼女のその肌は小さく震えていた。 ベッドの上に力なく横たわる彼女の顔に広がった喜色の色に俺はもう耐え切れない。 早く彼女と愛を交わしたい、とそう命じる心のままに俺の腕は彼女を脱がしていく。 京太郎「だから、智葉さんはもっと俺に自分をさらけ出して下さい」 京太郎「貴女の気持ちは俺が全部、受け止めますから」 京太郎「智葉さんが俺のことを好きになってくれる分、俺も貴女の事を好きになりますから」 京太郎「…だから…良いですよね?」スッ 智葉「…あ」 そう言って首に触れた俺に、彼女は小さく声をあげた。 驚くような、予想通りであるような、感じているような、怯えているような…そんな声を。 だが、智葉さんは首に触れた俺の手に、決して抵抗しようとしてはいない。 きっとこのまま外そうとすれば、あっさりと彼女の首は外れるだろう。 しかし、だからこそ、そのままムードで押し切る事は出来ず、俺は智葉さんの言葉を待った。 智葉「…呆れないか?」 京太郎「どんな貴女でも呆れません」 智葉「嫌いに…ならないか?」 京太郎「そんな事ありえないくらい愛してます」 智葉「どんな私でも…愛してくれる…か?」 京太郎「俺の持つ全てに誓って」 智葉「…じゃあ……その…じゃ…ぁ…」モジ 智葉「…良…い…ぞ…」ニコ 京太郎「…っ!智葉さん…!」グイッ 智葉「んんんッ♪」 そんな風に嬉しそうに微笑みながら許可をくれるなんて反則だ。 ただでさえさっきの緩み顔が可愛くて仕方がなかったのに、その上、微笑むなんて我慢出来るはずがない。 彼女に感謝を告げるはずだった口は、それよりも先に暴走した感情によって彼女の唇へキスをする。 智葉さんの首を身体から外しての強引なそれに彼女は驚くような声をあげながらも、俺の唇を受け入れてくれた。 智葉「はむ…♪ん…ちゅる…♥」 彼女の唇は相変わらず柔らかく、そして暖かいものだった。 こうしてキスしているだけでも欲情が擽られそうなそれに何時もの俺はすぐに夢中になってしまう。 恋人の唇って言うのはそれくらいに魅力的で、また気持ちの良いものなんだから。 こうしてキスを始めたら、それこそ彼女の口の中を思いっきり貪るまで止まらないのが常だった。 智葉「ん…ふぁぁ…ぁ♥」 けれど、今日の俺はその衝動に身を任せてはいられない。 今の俺の目的は智葉さんの唇を奪う事ではないのだから。 彼女の口から抑えこまれていた気持ちを聞く事。 それが主題である以上、いつまでもキスに興じてはいられない。 二度三度と唇を落とし、舌を軽く絡ませ合ってから俺は彼女の口を解放した。 智葉「京太…郎…ぉ♥」 京太郎「智葉さん…」 智葉「私は…私…は…ぁ…♪」 智葉「ずっと…君と…二人が…良かった…」 京太郎「…っ!」 ようやく聞けた彼女の本音。 それは俺が内心、予想していたものだった。 だが、幾ら予想していたと言っても、胸に走る痛みは決して和らがない。 その訴えがとても痛々しくて…そして何より手遅れだからこそ。 彼女が抑えこんでいたその気持ちに胸が切りつけられるように痛んでしまう。 智葉「幾ら美穂子でも君の隣を譲りたくなかった!」 智葉「君の信頼と指示を受けるのは私だけであって欲しかった…!」 智葉「私と君の秘密を…美穂子に汚して欲しくなかった…!」 智葉「君を護るのは…私でありたかった…!!」 智葉「でも…私は弱くて…一人じゃ…戦えなくて…」 智葉「美穂子にもそれで迷惑を掛けているのに…妬んで…疎んで…!」 智葉「だから…私は…私…は…ッ!」 瞬間、押し倒した彼女の身体が俺をはねのけた。 そのまま俺へと馬乗りになる彼女の身体に俺は逆らわない。 それが智葉さんのしたい事ならば、俺に受け入れる覚悟は出来ている。 例え、彼女にどんな事をされても、俺は智葉さんの事を好きであり続けるだろう。 智葉「…君の事が…欲しい…っ♥」 智葉「今よりももっと…もっともっともっともっともっとぉっ♪」 智葉「一瞬足りとも…君と離れたくない…っ♥」 智葉「ずっとずっと君とつながっていたいんだ…っ♥」 智葉「セックス…ぅ♪君と…幸せなセックスしてぇ…♥」 智葉「ラブラブな…セックスし続けて…っ♪」 智葉「君の心も時間も…何もかも全て…っ♥」 智葉「私が…独占したい…♥」 智葉「良い…んだよな…♪」 智葉「こんな私でも…君は良いんだよなぁ…っ♥」 智葉「もう迷宮のことなんてどうでも良い…っ♪」 智葉「君とのセックスしか考えられない…そんな私でも…♥」 智葉「京太郎は…受け入れてくれるんだな…♥」 京太郎「勿論です」 智葉「~~~~っ♥♥♥」ブルッ 瞬間、彼女の身体に走った震えは絶頂を彷彿とさせるものだった。 いや、背筋を軽く反らせ、紅潮した顔を嬉しそうに蕩けさせるその姿は本当にイッているのかもしれない。 どちらにせよ…俺自身ももう耐え切れなかった。 目の前で恋人がこんなに甘い訴えをしてるのに、勃起しないなんて男じゃない。 俺のオスもまた言葉だけでイッてしまう目の前のいやらしいメスを犯せと叫んでいた。 智葉「京太郎…っ♥京太郎…っ♥きょうたろぉっ♥♥」 だが、目の前の彼女は俺以上にケダモノであるらしい。 その手で強引に俺の服を引き裂いて、勃起したムスコを引きずり出す。 瞬間、声が甘く蕩けたのは俺のチンポの匂いにやられている所為か。 普段の智葉さんでも少し嗅いだだけで発情するくらいに俺のチンポの匂いは効果抜群だ。 今の理性を喪った彼女ならばいわんや、というところだろう。 智葉「ひぃっくうぅぅぅぅぅうううっ♪♪♪」 勿論、智葉さんが匂い程度で止まれるはずがない。 俺の服を剥いた彼女はすぐさま馬乗りへと戻り、俺のチンポをくわえ込む。 初めての時から全く変わらないきつくて、甘い俺専用の肉穴。 既にドロドロとした愛液まみれのそこはチンポを挿入れただけでもアクメに震える。 しかし、一度や二度のアクメなどで彼女が止まれるはずもなく、智葉さんはイッたまま俺の上で腰を振り始めた。 智葉「んあぁぁぁっ♪♪チンポしゅごいチンポしゅごいチンポしゅごぉぉいっ♥♥」 智葉「何時、挿入れても京太郎の恋人チンポさいこぉらぁぁ…♥♥♥」 智葉「硬くて…ぇ♪おっきくて…♪しょりかえってぇ…♪♪」 智葉「私の気持ち良いところ…ゴリゴリ責めてくれりゅぅ…♥♥」 智葉「こうして逆レイプしてるのに…っ♥♥気持ちよすぎて…私の方がレイプされてるみたいらぁ…♪♪♪」 智葉「う…ぅん…っ♥私…レイプ…しゃれてるぅ…♥♥」 智葉「一突き毎にイッてりゅのぉ…っ♥オチンポで子宮アクメキメちゃってるのぉっ♥♥」 智葉「キュンキュン子宮をコツコツしゃれて…ラブイキ…止まらにゃいぃ…っ♥♥」 智葉「らか…らぁ…♪らからぁ…っ♪♪」 智葉「その度に…またしゅきに…なっひゃうぅ…♥」 智葉「ラブイキしゅる度に…京太郎の事…らいしゅきになるのぉ…♥♥」 智葉「心の中がじぇんぶ京太郎の事だけになってぇ…♪♪」 智葉「頭の中もチンポでグチュグチュにされへぇ…♥♥」 智葉「レイプしゃれてるぅ…♪♪オチンポに…わらひレイプしゃれへるのぉ…♥♥♥」 智葉「うきゅ…ううぅぅっ♪♪♪」 智葉「エロ…いぃ…♥♥エロしゅぎるよぉぉ…っ♪♪♪」 智葉「わらひの顔の前でせっくしゅぅ…♥♥君の方から…ガン責めせっくすぅぅっ♥♥♥」 智葉「愛液ドロドロ振りかけ…犬みたいな姿勢…でぇ…♪♪」 智葉「私の子宮…ガンガン責められたら…♪♪♪わらひ…また子宮れイってしみゃうぅ…♥♥」 智葉「うん…っ♪うんぅっ♪♪しょうらぁ…っ♥♥らいしゅきだぁ…ぁ♥♥♥」 智葉「イくのしゅきぃっ♪♪オチンポにイかされりゅのすきぃっ♥♥」 智葉「ラブラブなの好きなのぉっ♥♥君にレイプしゃれるのさいこぉっ♥♥♥」 智葉「んお…おおぉっ♪♪オチンポしゅりしゅり来る…ぅぅ♥♥」 智葉「うひゅぅ…♪もうちゅかれちゃったのかぁ…♪♪」 智葉「先っぽからぁ…♥♥ドロドロの我慢じりゅ…また出てきたぞぉ…♥♥♥」 智葉「ふふ…しゃっきイッたばっかりにゃのに…♥♥もう私の事…たねぢゅけしたいんらな…ぁ♪♪」 智葉「良いじょ…っ♪して…ぇっ♥♥種付けしてえぇ…♥♥♥」 智葉「子宮が溺れ狂うまでイッて…ぇっ♪私を…飲み込んでぇ…♥♥」 ―― ピンポーン 智葉「あはぁ…♪♪だめ…らぁ♥♥」 智葉「今は出れ…にゃいぃ…っ♪♪せっくしゅに忙しいのぉっ♥♥」 智葉「セックス止まんにゃいのぉっ♥♥」 智葉「好きらからぁ…っ♥♥セックスも京太郎もらいしゅきだからぁっ♥♥♥」 智葉「だからぁ…今は…ためぇ…っ♪♪手が離せ…にゃいぃ…っ♥♥」 智葉「んあぁ…っ♪しょう…らぁ…っ♥♥イイのっ♪♪イイのぉっ♥♥」 智葉「君とせっくしゅしてれば他の事はどうでもいいっ♥♥♥」 智葉「来客なんて…関係にゃいぃっ♥♥」 智葉「それよりも…ドロドロのオチンポでもっともっと私をイかせて欲しい…っ♪♪」 智葉「中断なんて絶対やらぁ…♥♥」 智葉「もっともっとチンポしゅるのぉっ♥ラブラブセックスしゅるのぉ…♥♥」 智葉「きょうたろぉも…そうしたい…だろぉ…♥♥♥」 智葉「ふにゅぅ…っ♪♪またビクンってしたぁぁ…っ♥♥」 智葉「あはぁ…♥私の腰でコリコリしゃれるの…そんなにしゅきなんらぁ…♪♪♪」 智葉「じゃあ…もっとしてやるぅ…♥♥」 智葉「コリコリィ…っ♥コリコリって…ほらぁ…♥♥」 智葉「うひゅぅ…♥まだ大きくなりゅなんてぇ…♥♥♥」 智葉「君は…本当に…しゃいこぉの…オスらぁぁ…♥♥♥」 ―― 結果から言えば俺達の一週間はセックスで埋まりきった。 京太郎「う…あぁぁ…」 智葉「はひ…ぃぃ…♪♪」 寝ても覚めてもセックス漬けの日々。 寝ている最中ですらチンポを彼女に銜えられているその生活はとても甘美なものだった。 正直、気持ちよすぎて足腰がもうぴくりとも動かない。 完全に腰が蕩けて、使い物にならなかった。 智葉「はひゅぅ…うん…♥♥」 その甲斐あってか、智葉さんの口からは満足気なため息が漏れている。 流石に魔物である彼女も一週間ぶっ通しでのセックスは効いたのだろう。 その間、休まず動きっぱなしであった彼女の腰は今、ベッドの上でピクピク震えていた。 何処か生まれたての子鹿を彷彿とさせるそれはとてもかわいらしい。 京太郎「智葉さん…」チュッ 智葉「ん…♥」 そんなお尻を撫でながら、俺は彼女にキスをする。 交わりの最中のような深く激しいそれではなく軽いキス。 彼女に愛情を伝えるようなそれに智葉さんも応えてくれる。 目を閉じて俺の愛撫に身を任せる彼女に俺は愛しさを感じた。 京太郎「…満足しました?」 智葉「…する訳ないだろぉ…♥」スリスリ 俺の言葉に智葉さんは身体を擦り寄らせてくる。 お互いの汗と愛液、精液などでベタベタになったその身体は、しかし決して嫌ではない。 それは彼女の身体がそうやって汚れてはいても、とても柔らかく気持ちの良いものだからだろう。 寧ろ、こうして耳元でなるようなクチュクチュとした音に俺は強く興奮していた。 智葉「どれだけ君を味わっても…身体が求めを止めない…♥」 智葉「本当に…君はどれだけ気持ちよくって…素晴らしいんだ…♥」チュッ 京太郎「あはは。智葉さんにそこまで言ってもらうと嬉しいですね」 智葉「…あ、でも、それは減点だぞ」 京太郎「え?」 智葉「こんなにエッチしたんだ。そろそろ敬語を止めてくれても良いだろう?」 京太郎「う…」 ここでそうくるかー…。 いや、まぁ…ある意味では当然の流れなんだろうけれど。 実際、恋人になってからもう一ヶ月近くが経過している訳だし、そろそろ次のステップに進まなければいけないと俺も思っている。 ただ、やっぱり気恥ずかしさと言うか…遠慮のようなものが俺の中にあってですね? 智葉「じぃぃぃぃぃ」 京太郎「さ、智葉さん?」 智葉「じぃぃぃぃぃぃぃぃ」 京太郎「…うぅ」 だが、俺の恋人はもう執行猶予をくれるつもりはないらしい。 俺の胸の中に身体を預けながらねだるように俺を見上げてくる。 微かに欲情が残るその瞳で、そんな風に見られたら俺だって覚悟を決めるしかない。 恥ずかしいけれど…それに相応しい男だと思えないけれど。 それでもいい加減、彼女の気持ちに答えるべきだろう。 京太郎「…さ、智葉」 智葉「~~~っ♪♪♪」パァ 俺の短い呼びかけに智葉さんの顔が喜色に満ちた。 まるで子どもがずっと欲しかったプレゼントを貰ったようなその無垢な表情に俺の気恥ずかしさは幾分、マシになる。 こんなに喜んでくれるならもうちょっと前に言っても良かったかな。 そう思う俺の前で彼女の身体はモゾモゾと動いて… ―― ―― ジュプン 智葉「んんぅぅっ…♪♪」 京太郎「智葉…?」 智葉「ふふ…♪君のそんな可愛い顔を見ていたら我慢できなくなった…♥」 智葉「もう一回…しよう…♪♪」クチュクチュ 京太郎「…一回で済むか?」 智葉「さぁ…それは君次第…かな…♥♥」 まぁ、まず済まないだろうなぁ。 何せ、智葉はまた俺のチンポを貪欲にしゃぶりはじめている訳で。 今すぐ射精しろと言わんばかりに絡みつくその肉ヒダが一度や二度で満足するはずがない。 きっと彼女を満足させるのにはまた一日…下手をしたら数日掛かるだろう。 京太郎「仕方ない…なっ」 智葉「ひあああんっ♪♪そう…だ…ぁ♥仕方ない…んだぁ…♥♥」 彼女は魔物である以上、発情はもう日常茶飯事だ。 それに俺自身、そんな彼女を受け入れるとそう宣言したのである。 そんな智葉を今更嫌うはずがない。 何より、俺もまた智葉に負けないくらいセックスが好きなのだ。 幾ら抱いても飽きる事がないどころかのめり込んでいるのは決して智葉だけじゃないのである。 だからこそ、俺は…いや、俺達は… ―― 智葉「あひぃぃいっ♪♪ポルチオ責め良いっ♥♥それすぐにイくぅぅっ♪♪♪」 京太郎「ホント、智葉はこれ好きだよな…!」 智葉「うんっ♪♪しゅきらぁっ♥♥京太郎と同じくらい好きぃぃっ♥♥」 ―― あっという間に欲情へと飲み込まれ、再び淫蕩へと耽る事になるのだった。 京太郎「(ここ十日間ほどの俺たちの時間は本当に甘美なものだった)」 いやぁ、もう極楽ってこの事かって感じだったな。 可愛くて綺麗な恋人がエロエロ全開で俺のチンポ求めてくれるんだから。 時に乙女のように献身的に奉仕し、時に娼婦のように俺から精液を搾り取ろうとする彼女にどれだけ俺の心は幸せに満たされた事か。 生きていてよかったと、心からそう思えた時間である。 京太郎「(…まぁ、問題はその間に色々と人が訪ねてきてたって事かなあああああ!?)」 そう。 そんな幸せな時間は決して永久に続いたりしないのである。 こうしてそれが終わり、頭のなかが冷静になった今、俺の背筋には冷や汗が流れていた。 事前に連絡をしていたのならばともかく、流石に10日間もぶっ通しでエロしっぱなしはまずい。 少なくともその間、美穂子と憧には心配をかけている事だろう。 京太郎「(やっべ。気が重い…)」 間違いなく呆れられている。 だが、そう思いながらも俺は歩みを止める訳にはいかなかった。 まるで電池が切れたように部屋で寝ている智葉さんの分まで二人に謝らなければいけない。 無論、許してもらえるかどうかは分からないが、それでも逃げる訳にはいかないだろう。 ―― ピンポーン 京太郎「……あれ?」 そう自分を奮い立たせながら俺は美穂子の部屋のインターホンを押した。 だが、普段は即座にインターホンに出るはずの彼女からは中々、反応がない。 買い物に出ているのか、或いはシャワーでも浴びて出られない状態なのか。 どちらにせよ、俺が今すぐ美穂子とコンタクトを取るのは無理だろう。 京太郎「(…どうするかなぁ…)」 憧の方も今は外出中みたいだしなぁ。 うーん…とりあえず扉にメモでも挟んでおこうか。 そうすれば帰ってきた時に彼女の方から俺たちの部屋に訪ねてきてくれるだろう。 京太郎「(サラサラサラっと…)」 壁に手を押し付けながら適当にメモを書き、扉の間に入れる。 だが、扉との間が思った以上に大きい所為か、そのメモはスルリと扉の外へと落ちてしまった。 これじゃあ下手をすれば美穂子が気付かない可能性がある。 京太郎「(一番は受付に言って臼沢さんにセロテープを借りる事なんだろうが…)」 正直に言って面倒くさい。 俺だってこの10日間でそれなりに疲れているのだから。 今の状態で臼沢さんの前に出れば、色々と根掘り葉掘り聞かれるだろう。 普段なら特に気にしないが、今の精神状態でそれはかんべんして欲しい。 京太郎「(…仕方ない。ドアノブの部分に挟んでおくか)」 ドアと壁を繋ぐその部分ならメモが堕ちる事はないだろう。 ついでに美穂子が帰ってきた時に鍵を開ける時にまず間違いなく気づけるという利点がある。 とりあえずここにメモを挟んでおいて、ダメそうであれば受付に行ってこよう。 そう思ってドアノブをひねった俺の前で、扉がゆっくりと動いて… ―― ―― カチャ 京太郎「…あれ?」 そのままオープンした扉に俺は首を傾げた。 美穂子はちょっと抜けたところもあるが、基本的にはしっかりものである。 外出時には鍵を掛け、その後、習慣のように確認している姿をよく見る。 そんな彼女が部屋に鍵をかけ忘れたとは到底、思えない。 京太郎「(…もしかして中にいるのか?)」 小さく開いた扉からは美穂子の姿は見えない。 だが、彼女の応答がなかった以上、コレ以上、扉を開く訳にはいかないだろう。 少し気になる事はあるが、俺に出来る事は彼女の部屋に踏み入る事ではない。 そう思って扉を閉めようとした俺に微かな声が届いた。 「ん…っ…あ…ぁ…」 京太郎「(…これは…)」 何処か押し殺した苦しそうな声。 それは間違いなく美穂子のものだった。 一体、中で何が起こっているのかは分からないが、美穂子は苦しんでいるらしい。 京太郎「(…もしかして風邪か…もしくは…)」 …ない、とは思うが、美穂子が襲われている可能性はある。 彼女は既に魔物の魔力に侵され、半ば魔物と化しているが、それでもその心は普通の女の子なのだ。 魔物になる前から見目麗しい容姿をしているだけあって、変な男に目をつけられてもおかしくはない。 京太郎「(もし、そうなら…)」 許せない。 何せ、美穂子は清澄時代に俺が憧れていた人でもあるのだ。 そんな人に不埒な真似をしようだなんて決して許せる訳がない。 そう燃える胸の内に従って、俺はゆっくりと閉じかけた扉を開いていった。 無論、極力音を立てないように注意しながら、俺は姿勢を低くし、ジリジリと彼女の部屋を進んでいって… ―― 京太郎「…え?」 美穂子「あぁっ♪く…ぅあぁ…っ♪」 ……そのまま寝室に進んだ俺の視界に飛び込んできたのはベッドの上に座って自身の胸をはだけさせた美穂子の姿だった。 いや、今の彼女はただはだけているだけじゃなく、その豊満な胸を両手でグニグニを揉んでいる。 自身の身体だからか、まるで遠慮のないその手つきに柔肉が何度も変形するのが見えた。 福路美穂子と言う穏やかな少女からは想像もできない激しい自慰を、俺はまったく想像していなかったのである。 京太郎「(…やっべぇ。これどうしよう…)」 寝室にいるのは美穂子一人だ。 つまり、彼女は自分の意志で自分の身体を慰めているという事になる。 …さっきインターホンに出られなかったのも、まさに取り込み中だったからである。 美穂子とオナニーという単語がまったく結びつかなかったから…だなんて言い訳にもならない。 今の俺がやっている事はお節介を通り越してただの出歯亀行為なのだ。 京太郎「(み、見なかった事にしよう…)」 元々、俺は十日間も無断で智葉とイチャイチャタイムに入って、怒られていてもおかしくはない状態なのだ。 その上、オナニーシーンまで覗いていたとなれば、幾ら美穂子が優しいと言っても絶縁されかねない。 憧がPTに加入したと言えども、美穂子のサポート能力は替えの効かないものだ。 これから先も彼女と上手くやっていく為にもここは気づかれない内に逃げるべき… ―― 美穂子「はぁ…ぁ…♪ん…ふゅぅ…っ♪」 ………そうだ。 逃げなきゃ…逃げなきゃいけないんだよ。 ここで見つかったらPTの雰囲気は少なくとも最悪なものになってしまうんだから。 それは…それは分かっている…んだけど…。 美穂子「くぅ…♪はぁ…は…ぁぁんっ♪」 …どうしても目が逸らせない。 無論、俺だってそれ以上の痴態を何度も見てきている。 ついさっきまで智葉は目の前の美穂子よりもずっと乱れ、そしていやらしい顔をしていた。 そんな智葉に比べれば今の美穂子はずっとずっと大人しい。 なのに…そうやって俺の目の前で自慰をしているのがかつて俺が憧れた美穂子だからだろうか。 この場から逃れなければいけないと分かりつつも、俺の足は縫い止められたように動かなかった。 美穂子「あ…くぅ…♪ひゅ…ぅ…♪」 そんな俺の前で美穂子の指先が少しずつ激しくなっていく。 最初から清楚な彼女からは考えられないくらいに無遠慮であったそれは、今、胸をギュッと真ん中へと寄せていた。 まるで谷間を強調しようとするようなそれに柔らかそうなおもちが変形し、ピンク色の可愛らしい乳首がピンと前へ張り出る。 ピンと張ったそれは彼女の快感の証であると同時に、とても美味しそうに思える。 美穂子「はぁ…ん…♪気持ち…良い…っ♪」 そのまま美穂子は指先で弾くように乳首を弄りだす。 快感の所為で硬く勃起したその部分は彼女の指にとても従順だった。 クリクリとイジられる度にプルプルと震え、そしてさらに大きくなっていく。 露出した胸にも汗が浮かび、快感が高まっていっているのが分かる。 美穂子「おっぱい…♪おっぱい…気持ち良い…です…ぅ♥」 それを素直に言葉にする美穂子の足がゆっくりと開いていく。 清楚な彼女の印象に似合っている白いスカートが皺になるのも構わずに足が左右へ離れていくのだ。 自然、俺の目にはその奥にある純白の下着が目に入る。 いや…それはもう純粋な意味で純白と言えないだろう。 彼女から染みだした謎の液体によって、クロッチ部分は既に人目で分かる程に濡れているんだから。 京太郎「(やば…いって…)」 愛液によって張り付くその下着にはもう小さな豆がぷっくりと浮き出ていた。 水を吸ったクロッチ部分も呼吸に合わせてヒクヒクと動いている。 隠されている、けれど、それが最早、何の意味もなさないくらいに淫らな自己主張を始めている美穂子の身体。 それに俺は思わず生唾を飲み込み、その部分に見入ってしまう。 美穂子「ご主人様…っ♥ご主人…様…ぁ…♥」 そんな俺の前で美穂子が愛おしげに誰かを呼ぶ。 たっぷりと欲情と愛情でコーティングされたそれは俺の耳の奥で粘着くように響いていた。 聞いているだけでも興奮してしまいそうな淫らなその声に、しかし、俺は微かな胸の痛みを感じる。 それはこうして彼女が呼んでいるのが、決して俺ではないからなのだろう。 京太郎「(…そういう相手…出来たのか)」 勿論、それは喜ばしい事だ。 美穂子にもそうやって身も心も預けられるような相手がいるという事なのだから。 それを祝福こそすれ、嫉妬などするものではない。 そもそも俺には智葉という立派な恋人がいるのだ。 かつて憧れた相手とは言え、俺は美穂子にそういう感情は持っていない。 京太郎「(でも…内心、期待してたんだろうなぁ…)」 美穂子が俺に対して見せる献身は決して普通のものじゃなかった。 だけど、それはあくまでも俺にとって、だったのだろう。 彼女にとってそれはごく当たり前の事で、俺はただ一人浮かれていただけ。 それを自覚させる声に俺の興奮が大きく下がっていった。 美穂子「気持ち…良い…です…っ♥おっぱい…気持ち…良い…っ♥」 美穂子「ご主人様の大好きなおっぱいクリクリして…美穂子…感じてます…ぅ♥」 しかも、美穂子の相手は俺と同じおっぱい星人だったらしい。 あの清楚な彼女にこんな事まで言われるなんて…なんて羨ましい奴なんだ。 あぁ…でも…そんな事言われるとようやく下がりそうになった興奮がまたぐんぐん上がっていくというか。 くそ…普段、どんなプレイをしてやがるんだ…! 美穂子「美穂子…やらしい…の…♪」 美穂子「やらしい…女の子…なの…っ♥」 美穂子「ご主人様の前では…普通の振りをしてる…けど…っ♥」 美穂子「本当は…何時も…帰ってきた後…こうやってオナニー…してぇ…♪」 美穂子「身体…慰めなきゃ…どうにかなっちゃいそうな…淫乱女なのぉっ♥」 しかも、常日頃から焦らしプレイだと…!? 俺なんて美穂子に迫られたら即落ちニコマで陥落するって言うのに…一体、どんな理性をもった奴なんだ…! なんだか…顔も知らない相手に男として負けた気分だぜ…。 美穂子「おっぱいも…もう…こんなに張って…ぇ♥」 美穂子「ご主人様への大好きの気持ちで…一杯になってます…ぅ♪」 美穂子「今にも…母乳出ちゃいそうな…私のおっぱいぃ…っ♥」 美穂子「コリコリ…コリコリ…ってぇ…んひゅぅ…っ♪」 美穂子「ご主人様の為に…大きく…してます…ぅ♥」 な、なんて献身なんだ…。 美穂子…それほどまでにその男の事が好きなのか…。 もう既に十分過ぎるくらい大きいっていうのに…さらに男の嗜好に合わせようと…。 …くそ…これだけ美穂子に想われてるだなんて…なんて羨ましい奴なんだ…! 俺も後で智葉のおっぱいを思う存分、揉んで来よう…。 美穂子「あ…ぁ…っ♪でも…でも…ダメ…ですぅ…♥」 美穂子「おっぱい…コリコリじゃ…足りない…の…ぉ♪」 美穂子「美穂子…エッチ…だからぁ…♥やらしい…からぁ…♪」 美穂子「もう…こっちの方疼いて…止まらないんです…ぅ…っ♪」 そう負け惜しみを口にする俺の前で美穂子の腕が↓へと降りてくる。 スススと起伏の激しいその身体を強調するような両手はそのまま股間に到着する。 既に愛液でべっとり濡れた下着の指がクチュリと弄り始めた。 美穂子「あぁ…♪もう…こんなにドロドロ…♥」 美穂子「凄い…♪私…何時もより興奮しちゃってる…♥」 美穂子「でも…それでも…足り…ない…っ♪」 美穂子「もっともっと…気持ち良く…なりたい…っ♪」 美穂子「もっともっと…エッチになりたい…から…あぁぁああっ♪♪」 瞬間、美穂子が触れたのは浮き出たクリトリスの部分だった。 一目で分かるくらいにぷっくりと張り出したその部分はやはり敏感なのだろう。 下着越しの刺激、しかも、軽く触れる程度のものなのに、美穂子の口から嬌声が漏れた。 今までのような押し殺すような、苦しそうなものではないはっきりとした艶声。 それに興奮を擽られる俺の目の前で美穂子は本格的に淫核をいじり始める。 美穂子「クリトリス…気持ち良い…ッ♪」 美穂子「おっぱいよりも…ビリビリ来ますぅ…っ♥」 美穂子「激しい…快感ぅ…♥おっぱいのドロドロとは…全然…違うえっちなビリビリ…ぃ♥」 美穂子「私…エッチなビリビリに…弱い…んですぅ…♪」 美穂子「ちょっと弄っただけで…すぐ…イきそうになって…ぇ♥」 美穂子「今も…はうぅ…っ♪背筋がゾクゾクしてます…ぅ…♥」 まるで俺にアピールするような淫らな言葉。 けれど、それは俺に向けられたものどころか、誰かに聞かせる為のものですらない。 彼女にとってこの部屋は未だ自分一人だけのものだ。 俺という出歯亀の存在に気づいていない彼女はそれは独り言と大差ない。 美穂子「ゾクゾク…止まらない…っ♪」 美穂子「やらしいゾクゾク…一杯来てる…ぅ♥」 美穂子「止まらない…っ♪指…止まらない…ですっ♥」 美穂子「気持ち良くなりたくて…クリクリしちゃう…っ♪」 美穂子「ショーツの上からクリクリ夢中になっちゃうぅ…♥」 だが、その独り言が無性に興奮する。 美穂子がそんな淫らな事を言うなんて想像もしていなかった所為だろうか。 まるで俺の目の前でメスへと落ちていくような彼女の姿に俺はもう目が離せない。 思った以上に激しいその自慰に魅入られたように俺の視線は注がれ、吐息が隠せないほど荒くなっていく。 美穂子「はぁ…♪はぁ…ぅうんっ♪」 そんな俺の目の前で美穂子の腰が動き始めた。 ベッドに沈んでいたその腰は今や何かを求めるようにカクカクと揺れている。 まるで必死にオスを求めるようなそれはとても淫らで、そして可愛らしいものだった。 美穂子「ご主人様…っ♪私…寂しい…ですぅ…♥」 美穂子「ずっと会えない…からぁ…♪もうお預け続きだからぁ…♥」 美穂子「会いたいの…っ♥会いたいの…ご主人様ぁ…っ♪」 美穂子「美穂子の…心も…身体も…ご主人様の事…ほしがってるの…ぉッ♥」 その腰に合わせて指を動かしながら美穂子の言葉もエスカレートしていく。 どうやらずっとお預けを食らっているらしい彼女の口から言葉が溢れだす。 欲情に負けないくらいに寂しさで一杯になったその言葉に俺の胸も強く疼いた。 俺が彼女の求めているご主人様であれば、まず間違いなく今の言葉で部屋の中へと踏み込んだだろう。 美穂子「あぁ…っ♪だから…だから…ぁ♥」 美穂子「クリトリス…だけじゃ…ないの…っ♥」 美穂子「オマンコも…さっきからヒクヒク…して…ぇ♪」 美穂子「ご主人様欲しいって…泣いてる…んですぅ…っ♥」 美穂子「クリトリスいじる度にブジュブジュって愛液出してぇ…っ♪」 美穂子「ご主人様欲しくて…疼いてる…のぉ…っ♥」 そこで美穂子はもう我慢出来なくなってしまったんだろう。 彼女の指はショーツを横へとズラし、そのまま直接自身の秘部をいじり始めた。 既に皮が半分めくれたクリトリスと、そしてその下でぱっくりと半開きになった粘膜を。 クリクリグチュグチュとショーツ越しであった頃よりも激しくいじり倒している。 美穂子「ふぁぁああっ♪直接…良いっ♥直接グリグリ…良い…ぃっ♪」 美穂子「やらしいビリビリ…すっごい来ますぅっ♥」 美穂子「エッチなの…ぉっ♪両方なんて…とってもエッチなのに…ぃ♥」 美穂子「指が…ぁ♥私の指…止まらない…っ♪♪」 美穂子「もっともっとエッチになりたくて…オマンコグチュグチュしちゃうんですぅっ♥」 クリトリスをいじる指先はさっきよりもより熱心に同じ部分を撫でまわしている。 時折、グッと指を押し込むその動きに合わせて背筋が浮き上がり、その下の肉穴から愛液がプシャと吹き出す。 まるで軽く絶頂を感じているようなその愛液の吹き出しに、けれど、美穂子の指先はまったく遠慮しない。 自身の粘膜をまるで見せつけるように指で広げ、その奥にある粘膜に中指を差し込んでいる。 美穂子「見てぇ…っ♥ご主人様ぁ…♪」 美穂子「私のオマンコ…こんなにヒクヒクしてますぅ…♪」 美穂子「ご主人様が欲しくて…っ♥ご主人様が大好きで…ぇっ♥♥」 美穂子「愛液垂れ流しの…淫乱マンコに仕上がってるんですよ…ぉ…♪」 京太郎「はぁ…はぁ…」 気づけば俺の腰も美穂子と同じように動き始めていた。 それはきっと俺の本能もまた目の前の彼女を求めているからなのだろう。 実際、下着の中でムスコはもう痛いほど勃起し、先走りがドロドロと滲み出し始めていた。 早くも暴発しそうなそれは、しかし、美穂子に向ける訳にはいかない。 どれだけ彼女が誘惑めいた言葉を口にしようと俺に踏み込む資格はないのだ。 美穂子「きっと…気持ち良いですよ…っ♥」 美穂子「美穂子の…美穂子のご主人様専用の…エッチなオマンコぉ…♥」 美穂子「指じゃ足りない…エロエロオマンコでも…ご主人様のオチンポなら一杯ですぅ…♪」 美穂子「きっと…きっと…気持ち良くなりますからっ♪」 美穂子「だから…っ♥だから…あぁ…ぁ♪♪」 美穂子「智葉さんだけじゃなく…私も…私も愛して下さい…っ♥」 京太郎「……え?」 そう思う俺の目の前で信じられない言葉が届いた。 まるで件の『ご主人様』が智葉と愛し合っているようなその言葉。 けれど、智葉は常日頃から俺にベッタリで、他に男がいる気配などまったくない。 そもそも魔物の習性から考えて、浮気などまずありえないだろう。 ならば、彼女の言っている『ご主人様』とは一体、誰なのか。 美穂子「あぁ…っ♥もう…もうダメぇ…♪」 美穂子「イキます…っ♥美穂子イキますぅぅっ♥♥」 美穂子「ご主人様に見られながらイく…っ♪」 美穂子「アクメ顔…晒しちゃいますぅぅっ♥」 京太郎「え?え??」 半ば気づきながらも中々受け入れる事の出来ない事実。 だが、そんな俺に美穂子は容赦するつもりはないらしい。 まるでタガが外れたようにその声を昂らせ、秘所をイジる速度をあげた。 ただでさえ愛液塗れであったそれは絶頂前の昂ぶりの所為か、さっきから休みなく愛液を吹き出させている。 まるで愛液の噴水のような淫らな光景。 それだけでも興奮して堪らないって言うのに…美穂子は俺の目の前でさらに粘膜をクパァと広げる。 美穂子「見てぇっ♥♥美穂子のイくところ見てくださいぃっ♪」 美穂子「ご主人様専用エロマンコが果てるところぉっ♪♪」 美穂子「ぷっくり開いたメスマンコがアクメする…ところぉっ♥」 美穂子「見てぇ…っ♪♪見て見て見て見て見て見て…ぇぇぇ~~~~~~っ♥♥」 京太郎「っっ…!」 その光景はとても淫らなものだった。 失禁か何かのように潮が吹き出し、ベッドから床を濡らす。 その間、キュンキュンと収縮する肉穴は愛液を垂れ流しになっていた。 まるでそこに何かを挿入れて欲しいとそう訴えかけるような淫らな律動。 こんなに激しく絶頂しても尚、まるで満足していないその肉の蠢きに…俺は息を呑んだ。 美穂子「はひ…ぃ…っ♪見られてる…ぅ♥」 美穂子「ご主人様に…オナニーして…イってるところぉ…♥」 美穂子「はしたない…美穂子のアクメ顔…も…本性も…ぉ♪」 美穂子「全部…全部…ご主人様に知られちゃった…ぁ♥」 美穂子の顔もまたそんなオマンコに負けないくらい淫らなものだった。 興奮に汗を浮かべたその肌には少なからず羞恥の色が混じっている。 だが、それ以上に彼女の顔には欲情の色が強く、まだまだ彼女が満足していない事を俺に知らせた。 ハァハァと吐息と共に淫らな言葉を漏らす唇にもまだ全然、余裕がある。 そもそも魔物となった女性が自慰だけで心から満足出来るはずがないのだ。 どれだけ絶頂を経ても、精を得なければ真の充足へと至れないのが魔物という種族なのだから。 美穂子「…ご主人様…ぁ…♥」 京太郎「あ…」 …だから、次に彼女が何を求めるかを俺も分かっていた。 いつの間にか俺と交わされている視線。 間違いなく俺の存在に気づいていた彼女に、俺は背を向けて逃げるべきなのだ。 それが一番、誠実で、そして正しい事。 そうと分かりながらも俺の足は動かず…まるで彼女の次の言葉を待つように喉を鳴らした。 美穂子「…次は…何が良いですか…?」 美穂子「お口でペロペロされるのが良いですか?それともこのおっぱいでクチュクチュされるのが良いですか…?」 美穂子「美穂子は…ご主人様のしたい事…何でも叶えてあげますよ…♥」 京太郎「う…あ…」 美穂子「例え…この私のドロドロになったこのご主人様専用マンコの中に…オチンポ入れたいって事でも…♥」クパァ 美穂子「さっきアクメしても…まだ全然…満足してないエロマンコを屈服させたいって事でも…ぉ♥♥」クチュクチュ 美穂子「私の子宮に種付けして…私をご主人様専用のメスにしたいっていう事でも…♥♥♥」ドロォ 美穂子「ご主人様のしたい事…その欲望を…私にぶつけてください…♪」 美穂子「それが…私の幸せなんですから…っ♥♥」 ―― そう言って美穂子は俺に対して腕を広げた。 まるでその言葉通り俺を受け入れるような仕草に俺の頭は興奮で真っ赤になった。 まだ状況は何も分からない。 どうして美穂子が俺に対して、そこまで言ってくれているのかも、何時から彼女が俺の事に気づいていたのかも。 ただ、俺にとって確かな事は…目の前のメスが俺の欲望を受け入れようとしてくれている事。 完全にケダモノに堕ちた俺にとっては、それで十分過ぎるんだ。 京太郎「美穂子…っ!」 美穂子「ひゃぅんっ♪」 溢れ出る欲望のままに飛び出した俺はそのまま彼女をベッドへと押し倒した。 瞬間、プルンと美穂子のおっぱいが揺れ、俺の目を引く。 さっき美味しそうだと思った乳首は未だに健在だ。 絶頂のせいかさらに一回り大きくなったそれを俺は衝動的に口へと含む。 美穂子「あふぅ…♪ご主人様ぁ…♥まるで赤ちゃんみたいです…♪」 そんな俺の前で美穂子がブルリと胸を震わせ、俺の身体を抱きしめた。 まるでそうやって俺に乳首を吸われるのが幸せでたまらないと言わんばかりのそれに興奮がさらに高まる。 硬くしこったしゃぶりがいのある乳首はその興奮をぶつける先に最適だった。 美穂子「んひゃぁっ♪そんなに激しく吸っても…まだ母乳は出ないですよぉ…♥♥」 そんな事俺だって知っている。 だが、この胸の内に湧き上がるドロドロとした劣情はそうしなければどうにかなってしまいそうなのだ。 こうして俺のことを受け入れてくれる彼女の全てが欲しい。 そう俺の脳へと訴えかける衝動は、最早、どうしようも出来ないくらいに大きくなっているのだから。 彼女の乳輪毎吸い上げるような激しいバキュームを見せるのも当然だろう。 美穂子「私のミルクが欲しいなら…♪ここから一杯…美味しい精液をくれないとダメですよ…?」 京太郎「う…」 そう言って美穂子の手がゆっくりと俺の股間を撫でた。 もうズボンの上からでもはっきりと分かるくらいに大きくなった俺のムスコはそれだけでもビクンと反応してしまう。 今すぐ挿入れたい。 美穂子の中で射精したい。 そんなドロドロとした欲求が腰の中で渦巻くが、おっぱいを吸いながらでは中々、服を脱ぐ事が出来なかった。 美穂子「私がご主人様の服を脱がせてあげますから…ご主人様は私のおっぱいを楽しんでてくださいね…♥」 そんな俺の気持ちを察してくれたのだろう。 俺の股間を撫で上げた美穂子の手はそのまま俺のベルトを外してくれた。 カチャと金属の擦れる音と共にズボンがズルズルとズリ落ちていくのを感じる。 瞬間、微かに感じる開放感。 だが、俺のムスコは未だ下着の中でピンと張り詰めているままだった。 美穂子「あぁ…♥相変わらず…ご主人様のオチンチンおっきいです…ぅ♥」 だが、それでも下着が張り裂けそうなくらいに張り詰めたチンポのサイズは分かるのだろう。 美穂子の口からウットリとした言葉が漏れだし、微かに肩が震えた。 恐怖ではなく、歓喜を強く示すそれは勿論、彼女が魔物だからだろう。 普通の女の子がこんなサイズの肉棒を見たら、まず間違いなく怯えるのだから。 美穂子「私の中に挿入れたくて…こんなに大きくしてくれたんですね…♥」 美穂子「智葉さんじゃなく…私の中に挿入れる為に…っ♪」 美穂子「…嬉しい…♪ご主人様…私…本当に嬉しいです…♥」ズル 美穂子「だから…脱ぎ脱ぎしましょうね…♪」 美穂子「オチンチン、とっても気持ちよくなる為に…パンツなんて…捨てちゃいましょうね…♥」 その思考が変わるほどに美穂子は魔物の魔力に侵されている。 だが、そうと分かっていても、俺は彼女の指を拒む事は出来なかった。 既に限界一杯まで勃起したチンポは彼女の言うとおり、美穂子への挿入を望んでいたのだから。 彼女がなんであろうと関係ない。 そう言うように先走りを漏らす肉棒から今度は下着が脱がされる。 美穂子「ふふ…♪ご主人様のパンツ…まるで女の子みたいにぐしょぐしょになっちゃってますね…♥」 美穂子「私の自慰を見て…そんなに興奮してくれたんですか?」 美穂子「嬉しいですけど…でも、ダメですよ…♥」 美穂子「我慢は…身体に毒なんですからね…♥」 美穂子「射精したいって思ったら…すぐに射精しないと身体が壊れちゃいます…♪」スリスリ 京太郎「あ…あぁ…っ」 そうしてむき出しになったムスコに美穂子の太ももが襲いかかる。 そのきめ細やかな肌を押し付けるようなその動きに俺はあっさりと陥落した。 乳首を吸っていたはずの口は外れ、代わりに喘ぎ声が漏れてしまう。 あまりにも情けないその姿。 だが、美穂子はそんな俺に対して情欲で潤んだ目を向けて、嬉しそうに微笑み続けている。 美穂子「私は良いですよ…♥」 美穂子「ご主人様が射精したい時に…気持よくなりたい時に…♪」 美穂子「いつでもご主人様の側で…待っていますから♥」 美穂子「ご主人様から愛されるのを…♪」 美穂子「この身体が…ご主人様の慰みになるのを…♥」 美穂子「いつでも…どこでも…待っているんです…♪」 美穂子「…だから…ご主人様…………ね…♥」 京太郎「~~~っ!」 誘惑するような美穂子の囁き。 それに耐えられる男なんているのなら俺は見てみたい。 ただでさえガチガチになった肉棒に愛液でベタベタになった太ももを擦りつけての誘惑なのだ。 例え、俺が平静の状態だとしても耐えられるはずがない。 ましてや、今の俺は頭の中が興奮と本能で一杯なのだから尚更だ。 京太郎「美穂子…!」 美穂子「はい…っ♪」 美穂子「来てください…♪私の…私の中に…っ♥」 美穂子「ご主人様専用の性処理用マンコを使って下さいっ♪」 美穂子「奥まで一気に…ご主人様の望むとおりにっ♥」 美穂子「私の…わたひあああぁぁぁああぁっっ♥♥」 瞬間、俺の肉棒が押し入った美穂子の中はとても熱かった。 まるで肉が全て熱に浮かされているように熱く火照っている。 そんな中にドロドロとした愛液が満ちているのだから堪らない。 突っ込んだ部分が火傷しそうなその熱に、けれど、俺は怯むことなく腰を奥へと進める。 美穂子「ご主人しゃまの…オチンチン…ぅぅっ♥♥」 美穂子「あぁ…っ♪夢にまで見た…ご主人様の…ご主人様の…ぉ♪♪」 美穂子「凄い…ですぅ…っ♪ご主人様のオチンチンぅぅっ♥♥」 美穂子「硬くて…大っきくて…熱くって…ぇ♪♪」 美穂子「私…分かっちゃいましたぁ…♥」 美穂子「これがセックスなんだって…すぐに分かっちゃいましたぁぁ…っ♥♥」 そう言う美穂子の膣肉はとても柔らかい。 智葉さんのように締め付ける感覚は殆どなく、ただただ俺の事を受け入れてくれているだけ。 だが、それが気持ちよくないなんて事は決して無い。 その緩やかで柔らかな肉穴は動かす度に蕩けるような快楽と熱をくれるのだ。 精液を搾り取るのではなく、射精へと導くような優しい熱と快感はまさに美穂子そのもののようである。 美穂子「ひぃうううううううぅぅんっ♥♥」 そんな美穂子の最奥もまたとても柔らかいものだった。 俺の強引な挿入に震える肉厚の子宮口は俺の先端を微かに飲み込む。 鈴口周辺どころかカリの半分を吸い上げるその唇は魔物の本性の現れなのだろう。 気持ち良いというよりも心地いい膣穴だとは言っても、やはり魔物のもの。 魔性と言っても良い快感からは逃れられないものなのだ。 美穂子「お…くぅ…っ♪おく…ぅぅぅっ♥♥」 美穂子「ご主人様のオチンチンが…奥まで来てるぅぅ…♥」 美穂子「あぁ…やだぁ…♪私…今、とっても幸せ…ぇ♥」 美穂子「胸の奥がトローンてして…とっても幸せです…ぅ♪」 そしてそれは美穂子にとっても同じことだ。 恐らくこういう事は初めてであろう彼女の口からは苦痛の言葉は一切出てこない。 いや、それどころか奥に挿入れられた事を幸せだとそう俺に訴えていた。 甘い陶酔に満ちたその言葉に嘘も気遣いもない。 彼女は本心から俺のチンポを悦び、幸せになってくれている。 美穂子「んっあぁぁああっ♪♪グチュグチュぅ…っ♥」 美穂子「グチュグチュするんですね…っ♥ご主人様ぁ…♪」 美穂子「私のオマンコ…もっとトロトロにしてくれるんですねぇ…っ♥」 そんな美穂子を見て、俺が我慢出来るはずがない。 湧き上がる衝動をより強くした俺は美穂子から腰をゆっくりと離し始める。 瞬間、彼女の太ももに広がった粘液がねばぁと広がり、俺達の間で糸を引いた。 恐らく平静な時には不愉快なその粘ついた感覚に、けれど、今の俺は興奮を擽られながら腰を打ち据える。 美穂子「んっきゅぅぅうううっ♪♪♪」 相手が初めてかもしれないという遠慮などまったくのないピストン。 奥の部分を小刻みに責めるそれに美穂子が背筋を浮かせた。 口から漏れるその声も快感に満ちる淫らなもの。 それを意識した瞬間、俺の腰は再び離れ、ガツガツと美穂子の奥を叩き始めた。 美穂子「ふきゅうぅ…っ♥小刻み凄いですぅっ♪♪」 美穂子「コツコツ来て…ぇ♪子宮が…♥私の子宮がぁ…ぁ♥♥」 美穂子「揺れてますぅ…♪エッチな振動でビクビクしてるぅ…ぅ♥」 美穂子「あぁ…ッ♥嬉しい…っ♪嬉しいです…っ♪♪」 美穂子「もっと…もっとしてください…っ♥」 美穂子「美穂子のトロトロマンコを…もっともぉっと…ご主人様好みに変えて下さい…♥♥」 京太郎「…くぅ…!」 そんな俺を美穂子も受け入れてくれる。 いや、ただ、受け入れるどころかもっともっととオネダリしているんだ。 最早、魔物としての本性に飲み込まれたその顔に、俺は強い愛しさを感じる。 かつて恐怖しか感じなかった劣情と淫欲塗れのそれが、今の俺は大好きで堪らないのだ。 京太郎「美穂子…っ!」 美穂子「はい…っ♪ここにいます…っ♥」 美穂子「ご主人様の美穂子は今、ご主人様とセックスしてますぅっ♥」 美穂子「オチンチンで子宮コツコツってされて…最高に気持ちの良いセックス…っ♪」 美穂子「ご主人様と一緒に楽しんでますよぉ…♥」 京太郎「美穂子…美穂子美穂子…っ!」 美穂子「きゅぅぅ…うううぅんっ♥♥」 だが、今の俺にはその感情を言葉にするだけの処理能力がない。 俺の頭の中は目の前のメスを孕ませろ、という独占欲混じりの本能で埋め尽くされているのだから。 何を感じても、どんな感情を抱いても、この柔らかくも心地良い肉穴を味わいたいと言う気持ちに飲み込まれてしまう。 それでも何かを伝えようと美穂子の名前を幾度も呼ぶ俺の前で彼女の喉が甘く震えた。 美穂子「あ…ぁ…♪嘘…私…来ちゃいます…ぅ♥♥」 美穂子「ご主人様に名前呼ばれて…子宮から…ゾワってぇ…♥♥」 美穂子「何…これ…ぇ♪大きい…大き…すぎます…ぅ♥」 美穂子「さっきの自慰の時と全然…違…うぅ…♪」 美穂子「比べ物にならない…っ♥♥私…私、こんな…あぁぁっ♪♪」 彼女が何を言っているのかは俺には分からない。 ただ、俺にとってはっきりとしているのは美穂子が決してそれを嫌がっていないという事だけ。 確かにその大きな何かに気圧されてはいるが、美穂子はそれを怯えてはいない。 寧ろ、その声には期待の色が強く混じり、彼女の手もまた俺の背中へと回って来ていた。 美穂子「ご主人様ぁ…っ♥お願い…です…っ♪」 美穂子「美穂子を…美穂子をぎゅってしてください…♥♥」 美穂子「どこにも行かないようにぎゅって…ぎゅぅぅって…っ♥♥」 美穂子「ご主人様の渾身の力で…壊れるくらいに…抱きしめてくださ…いぃ…っ♪♪」 京太郎「~~っ!」ギュゥゥ 美穂子「あ…あぁ…っ♥嬉しい…っ♪♪」 美穂子「ご主人様ぁ…♥♥ありがとう…ございますぅ…♪♪」 美穂子「私…これなら…これならイけそう…ですぅ…♥♥」 美穂子「最初の生膣アクメぇ…っ♪♪初体験の子宮イキ…ぃ♥♥」 美穂子「心から楽しんで…味わって…ぇ♥♥」 美穂子「ご主人様のオチンチン中毒に…なれそう…ですぅ…♥♥」 京太郎「美穂子ぉぉ…!」 健気で淫らな美穂子の言葉に俺の腰にも強い熱が入ってくる。 まるで彼女の絶頂に俺もまた引っ張られるようなそれに、けれど、腰の動きは止まらない。 パンパンと美穂子へと打ち据え続け、快感を貪り続ける。 絶頂前だと言うのにまるで手加減する様子もない俺のチンポに、美穂子は淫らな微笑みを浮かべた。 美穂子「見て…♪見て…ください…っ♥」 美穂子「私の…初めての…メスイキ…っ♪」 美穂子「ご主人様のオチンチンで…イッちゃうぅ…♥私の顔を…ぉ♥♥」 美穂子「これから沢山、見る事になる…私のアクメ顔を…♥胸の中に…刻んで下さい…♪♪」 美穂子「美穂子がご主人様のオチンチン奴隷になるところを…♥♥」 美穂子「見て見て見て…っ♪見…ひゅぅぅううううぅぅぅっ♪♪♪」 京太郎「く…うぅぅ…っ」 柔らかな美穂子の膣穴とは言え、絶頂の瞬間は強く締まる。 だが、それでも尚、それは智葉さんの精液を絞り上げるようなものには及ばない。 普段であればそのチンポを手で包むようなそれにこんなうめき声はあげなかっただろう。 しかし、俺は今までぬるま湯のようなオマンコにさんざ甘やかされて来たのだ。 快感に対する抵抗など最早あっという間に脱ぎ捨ててしまっている。 そんなチンポにとって、この締め付けはあまりにも強すぎた。 まるでスローボールの後の速球のように快感が背筋を駆け抜け、俺の口からうめき声を漏らさせるくらいに。 美穂子「ふあ…あぁぁっ♪♪ビリビリ…ぃ♥」 美穂子「美穂子ぉっ♪今…ビリビリイッてますぅっ♥♥」 美穂子「クリトリスなんか比べ物にならないくらいぃっ♪♪」 美穂子「ゾリゾリってアクメ来て…ぇ♪♪身体…凄い…ですぅ…っ♥♥」 美穂子「ご主人様にギューってされながらのアクメ…さいこぉ…ぉ♪♪」 美穂子「こんなの…絶対クセになっちゃいますよぉぉ…♥♥」 そんな俺の前で美穂子もまた甘い声をあげる。 自身の絶頂を恥ずかしげもなく俺に伝えるその顔はもうドロドロだった。 半開きになった唇は震えて、今にも唾液が零れ落ちそうになっている。 瞳は潤みを超えて、目尻に大粒の涙を浮かべていた。 紅潮して緩んだ頬はもう発情以外の言葉が見つからない。 まさにメスのアクメ顔と呼ぶに相応しい美穂子の顔に俺の胸がさらに熱くなった。 美穂子「きゅぅ…うぅんっ♪♪」 美穂子「ご主人様ぁ…♥イッてるのに…全然…容赦ないぃ…っ♥♥」 美穂子「イキマンコグチュグチューってしてぇ…♪♪」 美穂子「オチンチン、ジュッポジュッポいってますうぅ…♥♥」 美穂子「ご主人様も…そぉなんですかぁ…♪♪」 美穂子「私の…美穂子のオマンコ癖になっちゃったんですかぁ…ぁ♥♥」 京太郎「美穂子…っ美穂子…っっ!」 美穂子「ひゃぁああぅんっ♥♥」 美穂子「分かりましたぁっ♪♪美穂子、子宮で分かっちゃいましたぁぁ…っ♥」 美穂子「ご主人様が夢中になってくれてる事ぉ…っ♥」 美穂子「ご主人様が私のアクメマンコ大好きな事…ぉっ♥♥」 美穂子「オチンチンで分からされちゃったんですうぅっ♪♪♪」 甘いその囁きと共に美穂子の肉穴がキュンキュンと締まる。 リズミカルに収縮を繰り返すそれは完全にランダムだった。 どこが締まるのか、或いは何時締まるのか。 まったく予想だに出来ない肉穴の反応に俺は追い詰められていく。 美穂子「んっくぅぅぅっんっ♪♪♪」 美穂子「あは…ぁ♥また…イッちゃいましたぁ…♥♥」 美穂子「美穂子はぁ…♪ご主人様のオチンチンでもう十四回もアクメしちゃったんですぅ…♥♥」 美穂子「あんぁっ♪そしてぇ…っ♥もうすぐ…十五回目が…クるぅ…♪♪」 美穂子「もう来る…ぅっ♥♥キちゃうキちゃう…っ♪♪」 美穂子「きゅううぅうううぅぅっ♪♪♪」 甘い鳴き声と共に美穂子が十五回目の絶頂へと至る。 瞬間、キュンキュンと締まる彼女の膣肉に俺もまた絶頂へと近づくのを感じた。 もうこうして何度も締めあげられているのにまったくその快楽に慣れない。 いや、それどころか味わえば味わうほどに俺は抵抗力を削ぎ落とされ、快感を強く受けているような気さえする。 美穂子「んぁ…♪凄い…ですぅ…♥♥」 美穂子「ご主人様のオチンチンで…もぉこんなにイってるの…にぃ…♥♥」 美穂子「イく度に…♪♪美穂子…ドンドン気持よくなってます…ぅ♥♥」 美穂子「ドンドン…私の身体がいやらしい…ご主人様の専用のメス奴隷変えられていってるのぉ…っ♥♥」 美穂子「幸せ…ですぅ…っ♪♪」 美穂子「美穂子…とっても幸せぇ♥♥」 美穂子「気持ち良いだけでも凄いのに…っ♪♪美穂子の事、こんなに幸せにしてくれる…なんてぇ…♥♥」 美穂子「ご主人様は本当に…本当に最高です…ぅぅっ♪♪♪」 甘い媚毒で出来た肉沼。 そう形容しても良い彼女の身体は、しかし、まだ淫らになるらしい。 もう数回のピストンでイッてしまうほどに昂った身体がまだエロく変化しようとしている。 魔物の本性をより忠実に示すその変化に、俺の腰は激しさを増した。 美穂子「ひにゃあぁああっ♥♥激しっ♪それ…激しいですぅっ♪♪」 美穂子「お肉パンパン鳴ってるぅ♥♥」 美穂子「オマンコもグチュグチュって音鳴っちゃうのぉっ♥♥」 美穂子「中もグリグリ抉って…んひぃいいっ♪♪♪」 美穂子「美穂子もうダメですぅっ♪♪そんなにされたらすぐイくぅっ♥♥」 美穂子「イきっぱなしになっちゃうぅぅっ♪♪♪」 美穂子の甘いその訴えに、けれど、俺が容赦なんてするはずがない。 寧ろ、そんな状態に追い込んでやろうと美穂子へと激しく腰を突き入れた。 中腹から子宮を狙い打つそのピストンに今の彼女が耐えられるはずがない。 ベッドと俺の身体でサンドされたその柔らかな肢体は快楽に跳ね、甘い叫びが口から漏れる。 美穂子「はひいぃぃっ♪♪イくぅぅっ♥♥またイっきゅぅぅんっ♥♥」 美穂子「またぁ…♪♪また…エロエロになっちゃいましたぁ…っ♥♥」 美穂子「美穂子ぉっ♪♪もうエロエロになるのが…止まりましぇん…っ♪♪♪」 美穂子「良い…ですかぁ…♥♥それでも…良いですかぁ…ぁ♥♥」 美穂子「こんなイきっぱなしの発情奴隷でも…ご主人様は…側において…くれます…かぁぁ…♥♥」 京太郎「当たり前…だろ…!」 美穂子「きゅううぅぅぅうううぅんっ♥♥」 その言葉は決して意識して口から漏れたものではなかった。 寧ろ、反射的に、場当たり的に出てきたものである。 そうでなければ、その言葉は快楽に流され、もうチリと消えていた事だろう。 だが、例え、無意識のそれでも美穂子にとっては変わらない。 その許しの言葉に美穂子は顔を嬉しそうに緩め、グッと腰を俺へと押し付けた。 美穂子「ありがとぉ…ごじゃいますぅっ♥♥」 美穂子「美穂子はぁ♪美穂子はご主人しゃまで良かったですぅぅっ♥♥」 美穂子「わらひの一番しゅきな人ぉっ♥♥」 美穂子「一番…しぇっくすしたい人がご主人様で良かったれすよぉっ♥♥」 美穂子「らって…ぇ♪らって…こんにゃに…美穂子、気持ちよくってぇ…♥♥」 美穂子「とっても…幸せで…溜まりましぇんぅっ♪♪♪」 そのまま俺を求めるように腰を振るう美穂子の動きは決して大きいものではなかった。 ベッドと俺の身体に挟まれた彼女にある可動域なんて、微々たるものなのだから。 精々、ほんの数センチあるかないかの小さな自由。 だが、その自由を精一杯使って、今の美穂子は俺を求めてくれている。 こんなに蕩けた声で俺への愛を伝えてくれる。 それに応えられなきゃ男じゃない。 京太郎「俺も…好きだ…!」 美穂子「ご、ご主人…しゃま…ぁっ♥♥」 京太郎「美穂子好きだ…好きだ好きだ好きだ…!」 美穂子「ふぁ…あぁ…あぁぁぁぁぁっ♥♥♥」 衝動に任せて押し出した言葉に美穂子の身体がブルリと震えた。 挿入した時とまるで変わらないそれは、けれど、涙と共に俺へと伝えられる。 あまりに驚いている所為か、今の美穂子は普段は閉じている片目が見開かれていた。 感動の所為か、或いは欲情の所為か、涙で濡れる色違いの双眸はまるで宝石のようである。 京太郎「…綺麗だ、美穂子」 美穂子「ふぇ…えぇ…っ♪♪♪」 京太郎「美穂子可愛い…好きだ美穂子…美穂子…っ」 美穂子「あぁんあああぁぁぁっ♥♥♥」 それをそのまま口にする俺の前で美穂子が甲高い声をあげる。 まるで俺の言葉だけでイッてしまったようなその姿は堪らなく可愛らしいものだった。 欲情や興奮に負けないその衝動に俺の口は幾度となく言葉を漏らす。 好き。綺麗。可愛い。 そんなバリエーションの少ない表現に、けれど、美穂子は心から、いや、身体から悦んでくれていた。 美穂子「ら、らめれすぅ…っ♪しょんな事言ったりゃ…わらひ…らめんなるぅ♥♥」 美穂子「幸せしゅぎて…ぇ♪♪ご主人様抜きじゃ…ダメな女の人になりましゅよぉ…♥♥」 美穂子「依存…しちゃうぅっ♥♥」 美穂子「わらひが…ご主人様の事支えなきゃいけにゃい…のにぃ…♪♪♪」 美穂子「美穂子の方が…ご主人様に支えて貰うような…ダメなメス奴隷に…なっちゃいましゅよぉ…っ♥♥」 京太郎「はぁ…あぁぁ…っ!」 彼女の言葉に俺の胸の中は喜色を広げる。 美穂子にそうやって依存して貰える事が、俺にとっては嬉しくて堪らない。 何せ、それはこんなに気持ちよくて可愛らしいメスを独占出来る事でもあるのだから。 彼女の身体に夢中になり、腰を振るう俺が我慢出来るはずがなかった。 京太郎「好きだ…美穂子…」 美穂子「ご主人しゃまぁっ♥♥あ…あぁぁ…っ♪♪♪」 京太郎「美穂子、可愛い…綺麗だ…」 美穂子「んにゃぁあっ♪♪ひ…きゅぅぅ…っ♥♥」 京太郎「美穂子…っ美穂子美穂子美穂子ぉ…っ」 美穂子「あぁ…♪♪分かり…まひたぁ…ぁ♥♥」 美穂子「美穂子…なりましゅぅ…♪♪ご主人しゃまがいないとダメな…メス奴隷になりましゅぅぅっ♥♥」 美穂子「きっとご主人しゃまがいないと泣いちゃう…しゅっごいダメな子れすぅっ♪♪♪」 美穂子「ご主人しゃまに構ってもらえないと…しゅぐに落ち込んじゃうダメな奴隷にゃのぉっ♥♥」 美穂子「でもぉ…っ♪でも…ご主人様らからぁっ♥♥」 美穂子「美穂子のご主人様は…しゅが君…らからぁ…ぁ♪♪♪」 美穂子「らから…なりましゅぅっ♥♥」 美穂子「ご主人様の望んでいる通りのどれぇにぃっ♥♥」 美穂子「ご主人様がらいしゅき過ぎておかしくなった奴隷に…ぃっ♥♥」 美穂子「なりゅぅ…♥♥なっひゃうぅぅぅっ♥♥」 京太郎「~~~っ!」 美穂子から漏れでた陥落の言葉。 俺に依存する奴隷になると誓うようなそれに俺の中の興奮は最高潮に達した。 真っ赤になった頭の中が茹だるような興奮の中、俺の腰は大きく跳ねる。 今までのものよりもさらに激しいそのピストンに美穂子の身体が踊った。 美穂子「んっにゃあああぁぁぁっ♪♪♪」 美穂子「オチンチン跳ねりゅぅうっ♥♥」 美穂子「硬くて大きなご主人しゃまのがごっちゅん来へううぅっ♪♪♪」 美穂子「刺さりゅぅっ♪♪オチンチン刺さっへるぅぅっ♥♥」 美穂子「アクメしてる子宮にトドメ刺すみたいにズンズン来てるのぉぉっ♥♥」 実際、それはお互いにとってトドメとなる抽送だった。 さっきからずっとイきっぱなしな美穂子は元より、俺自身にとってもそれはキツイ。 燃え上がる身体を覚まそうとするように激しくチンポを出し入れするそのピストンは明らかに射精を目指したものなのだから。 甘く淫らで、そして何より心地良い目の前のメスを俺のモノにしようとする本気のピストンなのである。 美穂子「イきたいんれすねっ♪♪」 美穂子「美穂子の身体でもうイくんれすねぇっ♥♥」 美穂子「分かり…ますよぉっ♪ご主人様のオチンチン…大きくなってりゅからぁっ♥♥」 美穂子「パンパンオチンチンだったのにぃ…さらに…大きく張り詰めてりゅからぁっ♪♪♪」 美穂子「良いれすよぉっ♪♪イッて…イッてイッてぇっ♥♥」 美穂子「美穂子のしきぅれぇっ♥♥ご主人様せんよぉのメス奴隷のオナホマンコでぇっ♪♪♪」 美穂子「思いっきり精液ビュルビュルって…気持ち良くなっへぇぇっ♥♥♥」 美穂子「美穂子の事を…堕としてぇ…ええっ♪♪♪」 京太郎「ぐ…うぅぅぅぅ!!」 完全にメスへと堕ちた美穂子の懇願。 それが俺にとっての最後のトドメとなった。 決壊寸前だった腰の根本は彼女の言葉に限界を迎えたようにブルリと震える。 瞬間、俺のチンポの中を通り抜けていくマグマのように熱い濁流。 最早、誰にも止める事は出来ないその白濁液は美穂子の最奥に到達するのと同時に彼女の中へとぶちまけられた。 美穂子「ひぐううううううううううううっっっっっ♥♥♥」 瞬間、美穂子はエビ反りになりながら叫び声をあげる。 快楽に満ちたその声はきっと彼女が強く絶頂している証なのだろう。 実際、俺のチンポに吸い付く子宮口もさっきからビクンビクンと震え続けていた。 しかし、智葉さんよりも肉厚で、そしてまた貪欲なその口は俺のチンポを決して離しはしない。 まるで砂漠でようやくオアシスを見つけた旅人のように必死に飲み続けている。 美穂子「子宮がああっ♪♪子宮が…蕩けりゅぅぅっ♥♥♥」 美穂子「あちゅくて…っ♪♪ドロドロでぇぇ…っ♥♥」 美穂子「その上…おいひい…ぃっ♥♥」 美穂子「精液美味しいっ♪♪美味しい美味しい美味ひいいいっ♥♥♥」 美穂子「ご主人様のせぇえきっ♥♥美味ししゅぎるのぉ…っ♥♥」 故にその言葉は決して美穂子が意図したものではないのだろう。 まるで俺へと実況するような彼女の瞳は絶頂の所為か、胡乱で、乱れているのだから。 目の前にいる俺の顔すらはっきりと把握していないであろう彼女の口から、ただ衝動のままに漏れる言葉。 だが、だからこそそれは真実味を伴って俺へと届き、未だ滾ったままの興奮を強くする。 美穂子「んにゃぁああっ♪♪止まらにゃいぃっ♥♥」 美穂子「せーえきどぴゅどぴゅ止まらないれすぅっ♪♪」 美穂子「お腹熱いのぉっ♥熱いのれいっぱぁぁいっ♥♥」 美穂子「ドロドロににゃった子宮イくぅぅっ♥♥ご主人様の種付けぢるで一杯イきゅぅぅぅぅんっ♥♥♥」 その興奮はそのまま精液の勢いへと直結する。 射精はじめからもう一分は経っているのに精液の勢いが弱まる気配がない。 金玉の中身を空っぽにするようなその激しい勢いに、俺の下で美穂子が悶える。 首を左右に振りながら幸せそうに快楽を伝えるその姿に、俺の精管からまた白濁液が飛び出した。 美穂子「ひあぁあっ♪♪ん…ふゅぅぅ…ぅう♥♥♥」 京太郎「はー…はぁぁ…」 数分後、そんな射精がようやく衰えた頃には俺の身体はグッタリと疲労していた。 毎度毎度、魔物の身体で射精するのはあまりにも気持ちよすぎるのである。 最中に処理できなかった分の快楽が余韻となって身体の奥で響いているのを感じるくらいなのだから。 正直、人間の頃にこんな快楽を味わったら間違いなくバカになっていたと思う。 …いや、今も俺はある種、バカだけどさ。 京太郎「( や っ ち ま っ た )」 そう。 思いっきり射精して幾分、冷静になった今の俺には分かる。 これがどれだけ大変で、何よりやばい事か。 どう言い訳しようとも俺は彼女の友人と関係を持ってしまったのである。 どう足掻いても、智葉に嫌われてしまうだろう。 美穂子「ご主人様…ぁ♥♥」 京太郎「う…」 だが、そうやって落ち込む事すら美穂子は許してくれないらしい。 彼女の手は疲弊する俺の身体をスルリと抱き寄せ、そのまま胸へと押し付けた。 まるで俺の疲労と悩みも受け止めようとするその仕草。 けれど、それに溺れる事が出来ないのは彼女の手にふくろうのような柔らかい羽が生えているからだろう。 美穂子「良いんれすよ…♪今は…しょんな事考えなくへも…♥」 京太郎「でも…」 それは俺が美穂子に精を注いで、彼女を魔物に変えた証だ。 彼女の心だけでなく、身体までおかしくしてしまった何よりの証拠なのである。 智葉という大事な恋人を裏切った証明でもあるそれを見て、今までどおり快楽に溺れる事なんて出来ない。 それよりもこれからどうするかを考えなくてはいけないのだ。 美穂子「れも…ご主人しゃまのオチンチンは…そぉは言ってにゃいれすよぉ…♥♥」クチュッ 京太郎「うあ…ぁ…っ」 美穂子の言う通りだった。 そうやって自己嫌悪に襲われても尚、俺のチンポは硬く勃起している。 つい数時間前まで智葉とアレだけセックスして、今も尚、美穂子の中にあんなに射精したというのに。 貪欲で自分本位な魔物の身体はもう次の快楽を求めて、熱を巻き上げ始めている。 未だベッドと俺の身体にサンドされ、ろくに動けないままの美穂子の腰の動きに俺はうめき声をあげたのも、チンポが快楽を求めるようにして敏感になっているからだ。 美穂子「ご主人様のオチンチン…ッ♪美穂子の事らいしゅきだって言ってくれてまふぅ…♥♥」 美穂子「美穂子の…子宮でもっともっと気持ちよくなりたいって…言ってるんれすよぉ…♪♪♪」 京太郎「美穂子…」 美穂子「良いんれしゅよ…♥♥今は…今は癒やされてくだしゃい…♪♪」 美穂子「美穂子の身体でぇ…♥♥トロトロの…オマンコで…ぇ♪♪」 美穂子「ご主人様の心と身体をたぁっぷり癒してあげましゅからぁ……ねぇ……♥♥」 京太郎「う…」 美穂子の言葉に俺の身体は逆らえなかった。 抵抗する気持ちはあるのだが、それ以上に彼女の身体が心地良すぎる。 オスの味を知った所為か、より柔らかに絡みつく肉穴に射精直後の身体が蕩けていくのだ。 どれだけ穏やかそうに見えてもやはり魔物。 その身体はオスを虜にする為に磨かれたものなのだ。 美穂子「ほら…ご主人様…ぁ♥♥ご主人様のらいしゅきな美穂子のおっぱいれすよぉ…♪♪」 美穂子「ご主人しゃまの為に大きくなったぁ…♪♪ご主人様専用の敏感おっぱいです…ぅ♥♥」 京太郎「…あむっ」 美穂子「きゅんっ♪♪ふふ…一杯…ペロペロコネコネして良いんですよ…♥♥」 美穂子「お好きなように美穂子の身体で楽しんで下さいね…♥」 美穂子「私にとっては…それが一番、幸せなんですから…♥♥」 そう幸せそうに言いながら美穂子は俺の腰を改めてその足で挟み込む。 まるで俺を決して逃がすまいとするその足の感覚はさっきとまるで違う。 元からツルツルとした美肌ではあったが、今の彼女の足は何処か硬質だ。 まるで鱗が生えているようなそれを、しかし、俺は自分の目で確かめる術がない。 俺の視線はもう目の前の美穂子に釘付けになっているんだから。 美穂子「ふふ…♪安心してくださいね…♥」 美穂子「美穂子の身体はご主人様の為だけに出来ているんですから…♥♥」 美穂子「こうやって動かなくても…ちゃぁんと気持ち良くなれます…♥♥」 美穂子「だから…もっと私に身体を預けて下さい…♪♪」 美穂子「もっともっと蕩けてください…♥♥」 美穂子「二度と私から…離れられなくなるくらいに…♪♪♪」 京太郎「美穂…子…ぉ」 美穂子「…えぇ♪分かっていますよ…ご主人様…♥♥」チュゥ その声に応えるようにして美穂子が俺の唇にキスをする。 唇の表面だけを撫で、味わうような優しくて穏やかなキス。 それが一体、何を示しているのか、俺には分からない。 いや、そもそも今の美穂子が何を分かっているのかさえ俺には見えてこないのだ。 ただ…俺にとって確かな事はそんなキスをされると俺はもっともっと美穂子の身体が欲しくなるという事で… ―― 美穂子「はい…♥♥ご主人様…♥♥♥」 言葉にすらならないその気持ちに応えるように美穂子の身体が動く。 俺をもっと心地よく、そして蕩けさせるように。 その手で、指で、羽で、足で。 あらゆる部分を蕩けさせ、俺の意識と身体を引き込んでいく。 媚毒で出来た肉沼という形容詞でさえ物足りないその淫らな手管に俺はもう逆らえなくて… ―― ―― 結局、俺は美穂子の身体から抜かないまま、精液を幾度となく搾り取られ、完全に骨抜きにされてしまったのだった。 京太郎「すみませんでしたああああああああああ!!!!!」 美穂子とのあまりにも甘すぎる交わりから数時間後。 俺は自分の部屋で恋人を相手に五体投地を決めていた。 理由は…もう列挙するのも馬鹿らしいほどある。 欲望に任せて美穂子を襲ってしまった事、あまつさえ骨抜きにされ、何度も美穂子の中でイッてしまった事、そのまま連絡せずに数時間も智葉を一人にさせ心配させてしまった事。 一つだけでも恋人に絶縁されてもおかしくないのに今回は3つ同時に起こっているのだから。 数え役満も良いところだろう。 智葉「…へ…へぇ」ヒクヒク 智葉の声は当然の如く震えていた。 今にも爆発しそうな感情を何とか堪えようとする様はあまりにも痛々しい。 こんな智葉が見たくなくて、俺は彼女に首を外してもらったのに一体何をやっているのだろうか。 そうは思いながらも俺は…その言葉を止める事は出来なかった。 京太郎「今回の事は完全に俺の不徳の成すところであります…!」 京太郎「ですから、平に…!平に美穂子だけはお許しを…!!」 美穂子「ち、違います。ご主人様は私の誘惑に最後まで耐えようとなさっていて…」 京太郎「美穂子…!」 美穂子「悪いのは私です。ですから、罰するのであれば私にしてください」 京太郎「違う。悪いのは最終的に手を出した俺だ」 美穂子「いいえ。ご主人様がいる事が分かっていながらも手を止める事が出来なかった私の責任です。ですから…!」 何を言っているんだ、美穂子は…! ここで俺が悪いという事にしておけば、少なくとも彼女は友人を失わずに済むのだ。 どうせ俺は美穂子に手を出した時点で、智葉との絶縁は確定的なのである。 それならば、まだ俺が全て悪いという事にしておけば、智葉も美穂子も失うものが少なくて済む。 ここで俺たちが考えるべきは、智葉が出来るだけ傷つかないで済むような答えだろうに…! 智葉「…分かった。もう良い」 京太郎「智葉…!違う、俺が…!」 智葉「…大体、何時かこうなるとは思ってたんだ」ハァ …え? 智葉「…美穂子が君を見る目が少しずつ変わって行ってたからな」 智葉「正直、そう遠くない内にこうなると予想はしていた」 智葉「…魔物の本性がどれだけ抗いがたいものかは私自身も良く理解しているからな」ハァ 智葉の声は明らかに呆れていた。 そりゃもう完全に呆れて、そして疲れていたのである。 だが、その中に俺たちへの怒りは見当たらない。 まるで仕方がなかったのだと本心からそう思っているようなその声に俺は首を傾げた。 京太郎「…怒ってないのか?」 智葉「怒ってないとでも思っているのか…!?」ゴゴゴ 京太郎「ひぃっ!?」 そりゃそうですよねええええ!? いくら智葉が優しいつっても、恋人寝取られて怒らないはずないよなああああ!! そもそも智葉は自身が認めるくらいに嫉妬深いタイプだし!! 気持ちを抑えているだけで怒ってないなんて事あるはずがなかった…!!! 智葉「…ただ、それ以上に仕方ないとそう思っている」 智葉「好きになってしまったら止められないものな」 美穂子「智葉…」 智葉「因果なものだ、本当に」 智葉「本当は怒って、喚いて、泣きたいくらいなのに…」 智葉「それ以上に仕方がないとそう思ってしまうんだから」 智葉「これも…魔物としての業か…或いは…」チラッ 京太郎「…ん?」 智葉「…君がそれだけ魅力的なのが悪いのかな」ギュッ 京太郎「智葉…」 そう言って地に伏せた俺を起こし、抱きしめた彼女の身体は微かに震えていた。 仕方ない。 そう言いながらもやっぱり全部納得出来た訳じゃないんだろう。 だが、智葉は出来るだけ納得しようとしてくれている。 俺の最低な裏切りを受け入れようとしてくれているんだ。 智葉「…一つだけ…聞かせてくれないか」 京太郎「…何だ?」 智葉「…君にとっての一番は…変わらずに私のまま…か?」 智葉「…それとも…もう変わってしまっただろうか…?」 その声は彼女らしからぬ不安そうなものに満ちていた。 …もしかしたら智葉は俺に捨てられるのかもしれないとそう思っているのかもしれない。 元々、智葉は戦闘や観察においては自信のある人ではあるが、女として自分がどれだけ魅力的か分かっていない節がある。 そんな彼女に俺は…なんと応えるべきだろうか? 京太郎「…そんなの決まってる」 京太郎「俺にとっては智葉も!美穂子も!どっちも一番だ!」クワッ 美穂子「ふぇっ」カァァ 智葉「…え?」 京太郎「いいか。良く聞いてくれ、智葉」ガシッ 智葉「あ、あぁ…」 京太郎「普段、頼りになって、格好良くて、綺麗と非の打ち所がないのに…!」 京太郎「ベッドの中に入ると途端に淫乱になって、首ついてても甘えん坊になって可愛くて可愛くて仕方がない智葉と…!!」 智葉「なっななななななっ!!!」プシュゥ 京太郎「普段、貞淑や清楚って言葉が似合う穏やかなお嬢さんなのに…!」 京太郎「いざベッドに入ると献身的過ぎるくらい献身的で、身も心も蕩けさせようとする淫乱メイドの美穂子!!」 美穂子「わわ…っ」マッカ 京太郎「そのどちらかを一番かと言われて選べる訳がないだろ!!!!」 京太郎「俺はどっちも好きだ!愛してる!!」 京太郎「だからこそ、手を出した!!!」 京太郎「二人とも欲しい!俺のものにしたいから!!」 京太郎「だから、ホント、マジごめんなさい!!」 京太郎「俺、最低だけど…ホント、クズだけど…!」 京太郎「智葉の事が嫌いになったりはしていない」 京太郎「俺の中では智葉は今も変わらずに一番だ…!!」 智葉「…それで私が誤魔化されると思ってるのか?」 京太郎「思ってない」 智葉「せめて嘘でも私のことが一番だと言うつもりはなかったのか…?」 京太郎「そんな美穂子にも智葉にも失礼な事出来ない」 智葉「はぁ…もう本当に君は…」ハァ 京太郎「…ごめんな」 智葉「謝るくらいなら最初から開き直るな…バカ」ギュッ 智葉「…………でも、そういう君の誠実なところは私も好きだ」ポソッ 京太郎「え?」 智葉「…だから、仕方ないから…許してやる」 京太郎「さ、智葉…!!」 智葉「た・だ・し・だ!!!」ビシッ お、おぉう…。 智葉「先も言った通り、私は嫉妬深い女だ」 智葉「私の知らないところで君が他の女と逢瀬を重ねているなど気が狂いそうになる」 智葉「故に…!これから他になにかあった時は隠さずに私に報告する事!」 京太郎「は、はい…」 智葉「後、美穂子も魔物だから日々の魔力供給は必要になると思うが…それも私の目の前でやる事」 京太郎「え、そ、それは…」 智葉「何か文句でも?」ゴゴゴ 京太郎「い、いや、だけど、美穂子が…」 美穂子「私は構いませんよ?」 京太郎「…本当に良いのか?」 美穂子「はい。勿論、見られるのは恥ずかしいですけど…智葉さんに認められてエッチ出来る事の方が嬉しいですし…」 美穂子「それに…ご主人様も実はそういうの…興味あります…よね?」チラッ 京太郎「う…そ、それは…」 美穂子「ふふ。大丈夫ですよ。私はちゃんと分かっていますから♥」 美穂子「ご主人様が望む通り…私は昼は貞淑に…そして夜は淫らになりますね…♥」ニコッ 京太郎「…」ゴクリ 智葉「…京太郎?私の話はまだ終わっていないんだが?」ゴゴゴ 京太郎「はい!ごめんなさい!!」 智葉「まったく…」 智葉「ともかくだ。日々の魔力供給の順番は私が一番である事」 智葉「そして美穂子とやった事は私とも必ずやる事」 智葉「…それだけ護れば、私も人数が増えるのは吝かではない」プイッ 京太郎「智葉…」 智葉「…あぁ、後、もう一つ忘れてた」スッ 京太郎「あ…あれ…?智葉…首が…」 智葉「認めるとは言ったが…君の恋人は私だ」 智葉「故に君の恋人か誰かをもう一度、改めてその身体に刻みこんでやらなければな」 美穂子「…そうですね。コレ以上、ご主人様の虜が増えるのも困りますし」 京太郎「み、美穂子まで!?」 美穂子「ご主人様も3Pって興味ありますよね?」クスッ 美穂子「大丈夫…♥ちゃぁんと骨抜きにしてあげますからね…♪」ニコ 京太郎「う…う…い、いや…その…」 智葉「ほら、ベッドにいくぞ…♥」 美穂子「ふふ。まずは智葉さんと一緒にフェラからはじめましょうね♥」 京太郎「い…い…いやあああああああああ!!!!」 System 辻垣内智葉の好感度が60になりました → ちゃんとラブラブエッチしてくれないと拗ねるからな… 福路美穂子の好感度が55になりました → 私だけのご主人様…♥ 福路美穂子が精を得た事により進化しました 新しいステータスを表示します 【メインパートナー】 名前 福路美穂子 Lv 19 種族 キキーモラ タイプ ノーマル/ひこう 特性1 いやしのこころ(ターン終了時、控えにいる仲間の状態異常を三割の確率で回復する) 特性2 ほうしのこころ(交代時、自身のランクが+へと変動していた場合、その半分を交代先の味方に与える 瀕死時無効 バトンと重複可 HP206/206 MP23/23 こうげき20 ぼうぎょ120 とくこう20 とくぼう120 すばやさ60 技1 ひかりのかべ 消費5 エスパー 味方の場に特殊ダメージを半減する壁を張る(最終ダメージを半減する)交代しても5ターンは効果が続く 技2 しっぽをふる 消費0 ノーマル 相手の防御力を一段階下げる 技3 なきごえ 消費0 ノーマル 相手の攻撃力を一段階下げる 技4 リフレクター 消費5 エスパー 味方の場に物理ダメージを半減する壁を張る(最終ダメージを半減する)交代しても5ターンは効果が続く ※キキーモラについて キキーモラは人間の男性に仕え、ご褒美として精を貰って生きる獣人の一種である。 献身的かつ穏やかな気性で、心に決めた男性を主人とし、奉仕する事を悦びとする。 炊事洗濯清掃その他あらゆる家事に精通する他、人間の感情の機微にとても敏感であり、主人の様子からその日の体調、或いは性の溜まり具合、今何がしたいかなどありとあらゆる情報を読み取る。 彼女達を側におく主人は例外なくケダモノのような欲求に駆られ、その身体を穢したいと思うようになる。 その場合でもキキーモラは抵抗する事なくケダモノとなった主人を受け入れ、その魔物の身体で満足させる事だろう。 心に決めた主人にどんな形であれ奉仕する事はキキーモラにとって至上の悦びなのだ。 尚、彼女達が主人と認めるのは真面目な働き者が多いが、生来の気質の所為か、怠け者や不摂生な生活を送るものを放って置けない個体も多い。 その場合でも、主人は彼女の心からの奉仕に心打たれ、彼女の主人に相応しい立派な男へと成長していく。 福路美穂子は新しくふるいたてるを覚えたい… Lふるいたてる 消費2 ノーマル 自分のこうげきとぼうぎょを一段階上げる しかし、福路美穂子の技はいっぱいだ 他にわざを忘れますか? 1…2…ポカン 福路美穂子はしっぽをふるを忘れた そして… 福路美穂子はふるいたてるを覚えた 探索前準備のコーナー アイテム きずぐすり 4/9 一体のHPを20回復する 売価150円 いいきずぐすり 2/6 一体のHPを50回復する 売価350円 すごいきずぐすり 1/4 一体を200回復する 売価600円 どくけし 4/9 一体のどく・もうどくを治療する 売価50円 まひなおし 2/9 一体のまひを治療する 売価50円 おいしいみず 2/5 一体のHPを50回復する※戦闘中使用不可 売価50円 ※なおまひなおしとすごいきずぐすりは売却すると次回から購入出来るようになります 【購入可能アイテム】 きずぐすり@3 300円 現在4/9 どくけし@3 100円 現在4/9 おいしいみず@2 100円 一体のHPを50回復する※戦闘中使用不可 現在2/5 いいきずぐすり@2 700円 一体のHPを50回復する 現在2/6 現在の所持金23700円 System まひなおしとすごいきずぐすりを売却し、650円を得ました 次回からまひなおしとすごいきずぐすりが購入出来るようになりました きずぐすり3個(900円)どくけし3個(300円)美味しい水二個(200円)いいきずぐすり二個(1400円)購入しました 現在の所持金は21750円です
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302 小ネタ 何故ならキモ姉妹スレだから 1/2 sage 2010/03/29(月) 15 51 25 ID xgzpL02n 里奈はお兄ちゃんのマゾペットです。 家の中ではいつも四つん這いで、ボールギャグを嵌めた口からよだれを垂れ流して生活しています。 オッパイはお兄ちゃん好みにもっと大きくなるように重りのついたピアスを乳首につけられています。 ほかに身に着けているのは首輪と犬耳カチューシャと白のニーハイソックスです。 いつも濡れ濡れのマゾ調教されたオ○ンコは丸出しで、よだれと同じで愛液も垂れ流しです。 里奈はお兄ちゃんの姿が眼に入ったときは、犬みたいに仰向けに寝転がって絶対服従のポーズをとります。 そのとき両脚はM字開脚の格好にして、よだれまみれのマゾオ○ンコを浅ましく晒します。 そうしてお兄ちゃんに躾けてもらうのを待つのです。 マゾペットの里奈はお兄ちゃんにどんな酷いことをされても全てが快感です。 そして締まりのないマゾオ○ンコから卑しいマゾオ○ンコ汁をますます溢れさせてしまうのです。 お兄ちゃんは様々に手を尽くして里奈を嬲りますが、とりわけ言葉責めは執拗です。 『お前エロい乳に育ってきたな。エロいことしか考えねえから、栄養が脳みそより乳に回ったんだな』 『学校で同級生に制服越しにデカ乳を視姦されてマゾマ○コからよだれ溢れさせてんだろ』 『誰が飼い主かもわからねえのかよ。チンポついてりゃ何でもいいのか、ド淫乱マゾが』 『マン汁垂れ流しの締まりのないマ○コに用はねえよ。お前なんかただの便器だ肉便器』 哀れなマゾペットは人格すら否定する言葉をぶつけられ、涙とマゾオ○ンコ汁を溢れさせます―― 303 小ネタ 何故ならキモ姉妹スレだから 2/2完 sage 2010/03/29(月) 15 56 43 ID xgzpL02n 「……なあ、里奈。俺はお前の望み通り彼女と別れたし、やることもやった」 「えへっ♪ お兄ちゃん、獣みたいだったね♪ あんまり激しくて里奈、壊れちゃいそうだったぞ♪」 「その上、まだ俺を陥れたいのか? 家族共用のパソコンのデスクトップに妙なテキストファイルを貼って」 「読んでくれたんだ? 里奈の私小説♪」 「俺じゃなくて親父がな。それでいきなり殴られた。見ろ、この頬の痣」 「えーっ、ひどい! パパってば許せない!」 「お前が書いたと知ったらもっとショックだろうけどな」 「それでどうしたの? お兄ちゃんと里奈のご主人様とマゾペット関係をカミングアウトしたの?」 「するかそんなデタラメな妄想。勝手に人の名前をかたるウイルスにやられたって誤魔化した」 「パパがパソコン弱くてよかったね。そんな都合のいいウイルスあるわけないじゃん」 「ウイルスにやられたのはエロサイトでも見たんだろうって結局怒られたけどな、クソッ!」 「うちはフィルターかかってるから見れないのにね。ちなみに管理者パスは里奈だけが知ってまーす」 「俺がお前以外でヌかないようにってか。それで俺は殴られ損かよ」 「殴られついでにカミングアウトすればよかったのに。妹に中出ししちゃいましたって」 「できるかアホ! 親父に殺されるわ! お袋は心臓止まるわ!」 「それは困る。里奈が学校行ってる間、赤ちゃんの面倒を見る人がいなくなる」 「誰の赤ちゃんだ? いや聞きたくもないから言わんでいい。というかマジ妊娠だけは勘弁」 「勘弁してあげるね妊娠だけは♪ だからたっぷりお尻に注いで♪」 「せめてお前が普通のブラコンだったらな……。どうしてこんな変態なんだ……」 どっとはらい
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【TOP】【←prev】【PSP】【next→】 一生遊べる 東大将棋 詰将棋道場 タイトル 一生遊べる 東大将棋 詰将棋道場 機種 プレイステーションポータブル 型番 ULJM-05239 ジャンル テーブルゲーム(将棋) 発売元 毎日コミュニケーションズ 発売日 2007-4-19 価格 4800円(税別) 東大将棋 関連 Console Game PS 最強 東大将棋 最強 東大将棋 2 Handheld Game PSP 一生遊べる 東大将棋 詰将棋道場 駿河屋で購入 プレイステーションポータブル
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メイド孫悟空 シークレットレア 必要魔力 22 遠距離 変更前→ 攻撃 防御 TOTAL 親愛度MAX 7684 5984 13668 9000 誕生日 6月30日 身長 171cm 体重 56kg 3サイズ スキル 特製肉まんパフェ効果 味方全タイプの攻撃力up 親愛度 コメント 低 これがメイド服というやつなのか?なんだかずいぶんヒラヒラしてて戦いにくそうだけど、本当にこんな服が人気あるのかい?まあでも、このメイド服なら動きやすそうだから許してやろうかな!? 中 なになに?メイド服を着ている時はオマエをご主人様と呼ばなきゃいけないのか?あたしにご主人様と呼んでほしかったら、あたしを納得させることだな!とりあえず一戦交えて、あたしを納得させてみろ! 高 よし、今日からオマエはあたしのご主人様だ!なんせあたしは、おもしろいことが大好きだからな!だから、最後までメイドとしてオマエと遊んでやるぜ!べ、別にオマエのことが好きだからとか、そういうじゃないんだからな…! 嫁 オマエのメイドをやるのは楽しくて、おもしろいんだけど…オマエと恋人同士になれたらもっともっと面白くなると思うんだ……こ、こういうこと言うのって、なんだか照れくさいな…! 親愛度 セリフ 低 孫悟空特製パフェ、お持ちしたぜ!いっぱい食べろよ! な、なに!?メイド服は戦闘服であって戦闘服じゃない…意味深だな! 似合ってる、だと…?そ、そんなお世辞はいらないぜ…! のびろ如意棒っ!…って、あたしの如意棒はどこだ!? 中 似合ってると褒められると、その…なんか照れくさいな…! どいだどいたー!孫悟空様がメニューを持ってお通りだー! ご主人様…た、単に呼んでみただけなんだからな…!勘違いするなよ…! 筋斗雲にパフェを運んでもらっちゃダメか? 高 オマエのメイドはあたしだけで十分だ!これからもよろしくな! 最近暴れたりないぜ!なあ、ご主人様!ちょっと暴れてもいいか!? ご主人様を助けるのに理由なんているかい? オマエが喜んでくれるなら、このメイド服も悪くないかもしれないな! 嫁 好きだ…照れくさいけど、何度だって言うぜ…! どいたどいたどいたー!メイドとご主人様のお通りだー! メイドであり、恋人である…なかなかおもしれータッグだな! 孫悟空特製パフェ、オマエにだけもっとサービスしてやるぜ! スキンシップ後 朝 朝っぱらだというのにオマエはいろいろと元気だな! 夜 あれ…あたしの如意棒はどこに…あぁ、あったあった…! なでなで オマエのなでなでは、仕事の疲れを癒してくれるな〜♪ その他 誕生日 誕生日だし、今日くらいは暴れずに大人しく甘いものでも食べるか! 更新終了~、あの如意棒スティックって美味しいのかな?っていうか肉まんじゃなくて餡まんにしてくれぇ! -- 名無しさん (2015-07-06 23 22 30) ↑お疲れ様でした。肉は肉でも果肉だと思えば…ダメか -- 名無しさん (2015-07-06 23 26 58) もしかして右手の肉まんパフェに乗ってる色合いが微妙に違う如意棒スティックが本物の如意棒? 左手のは2本しか刺さってないし -- 名無しさん (2015-07-07 02 49 12) 名前 コメント
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もぐもぐ 中央高校学園祭、その喧騒からちょっぴり離れたところで、クレープを食べている裂邪とミナワ クレープの店の飲食スペースは満席で、座れなかったのだ よって、持ち帰りにしてもらい、人気のない校舎裏でのんびりと食べていた せっかくなら、二人きりが嬉しいし 「わぁ、これ、美味しいです」 「お、そうか?一口もらってもいいか?」 「はい、もちろん」 何とも 何とも、ラブイチャモード全開だった 人目があるところでやっていたらもげろ全開である …と そこに にゃあ、と 鳴き声がした 「あら?御主人様、今の声…」 「猫だな。野良猫でもいるのか?」 「にゃ~」 ぴょこんっ 二人の前に、何ともデ……大柄な猫が、姿を現した うにゃにゃ?と首をかしげる猫 その首元には、蝶ネクタイがつけられていた 「か、可愛いです、御主人様」 「た、確かに…首に蝶ネクタイなんてつけてる辺りを見ると、誰かの飼い猫か。誰かが連れてきたのか?} 人懐っこい様子の猫 裂邪は、そっとその猫に手を伸ばし… 「ダミア~?どこ?」 聞こえてきた、声に ぴしりと固まった 聞き覚えのある声 できれば、二度と聞きたくなかった、声 「あ、いた……駄目だよ、ダミア。勝手に歩き回っちゃ…」 ひょこりと 姿を現した、執事服を纏った青年 黒い髪に黒い瞳、褐色の肌、すらりと背が高い美男子 そして……人ではない、気配 裂邪は、この青年を知っていた だが、できれば、二度と関わりあいたくなかった相手 名を、ディラン・ドランスフィールドというが、裂邪はその名前までは知らない ただ、彼は、裂邪にとって、犬についでトラウマな存在だった 「……あれ?君、あの時の…」 気付かれた 気付かれたくなかったのに どうやら、あちらは裂邪の事を覚えていたようである 「え…ご主人様の、お知り合い、ですか?」 きょとんとするミナワ 彼女は、裂邪がそのトラウマを体験した時には、まだ裂邪と出会ってすらいなかった だから、そのトラウマを、知らない 「うん……彼には、助けられたから」 やんわりと笑みを浮かべて、ディランはミナワの言葉に答えた どこか、懐かしむような表情だ 「…危ない所を、助けてもらって……戦わせてしまって、ごめんね」 あの時と同じように、裂邪に謝罪するディラン 本当に、本当に、申し訳なさそうに そして 「あの時は、助けてくれて、本当にありがとう」 そんな、惜しみない感謝の言葉を、裂邪に向けた 「わぁ、私とおんなじです。私も、ご主人様に助けられたから…」 「あ、そうなんだ…………本当に、優しいんだね。君は」 ミナワの言葉を聞いて ますます微笑み、裂邪にそんな言葉をかけたディラン まさか、気付くまい 先ほどまでの己の言葉が、裂邪に色々と精神ダメージを与えていた事に 「…あれ?……ど、どうしたの…?」 「え?……ご、ご主人様?」 まさか、気付くまい 裂邪のライフが、とっくに0になっていた事に どしゃ!!と 色々と精神状態限界になった裂邪は、そのまま倒れた 「きゃああああああああ!!??ご、ご主人様、しっかりしてください!!」 「だ、大丈夫!?…ほ、保健室に、運ぶ?」 「お、お願いします!!」 ぷしゅぅうううううう 安らかに、魂をヴァルハラへと旅立たせようとしている裂邪の様子に ミナワとディランはあわあわと慌て、ダミアは一匹、不思議そうにうにゃうにゃと、倒れた裂邪に猫ぱんちを繰り出しているのだった 続く予定は一切ない 前ページ連載 - 赤い靴
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「朝ですぞー。起きてくれませんかのぉ」 「うにゃ……あと五分……あと五分~~~」 「三回目ですぞその言葉は……」 キングクリムゾン。 「どうしてもっと早く起こさないのよ! このバカ犬! 役立たず! ボケ老人!!」 「何回も起こしとったんですが……」 朝食の時間に間に合わないかもしれない時間に起きたにも拘わらず、ルイズはジョセフに自分の着替えをさせていた。 その間もきゃんきゃん怒鳴るものだから、ジョセフの耳はキンキンしっぱなしだった。 寝巻きを脱がせ、下着を着けさせ、制服を着せていく。 当然ルイズの生まれたままの姿を朝日の下で目撃することになる。 ジョセフの感想は「肌はすべすべじゃが、上から下まで子供そのものじゃのう。これは遺伝か?」だった。 しかし貧乳だとか幼児体型だとかいう単語を口にするのは危険だと、ジョセフの第六感は強く語りかけていた。 シエスタからは「使い魔と召使は別物」「雑用まで言いつけてるのはミス・ヴァリエールくらいのものではないか」「学院の生徒だから普通は自分でやるもの」「他の貴族の方々はもうちょっと使い魔を大切にしている」という話を、世間話ついでに聞いていた。 公爵家の生まれというのもあるだろうが、せっかく呼び出した使い魔は役に立たない(フリをしている)から、その鬱憤晴らしに当り散らしているのもあると見ていた。 しかしジョセフはそんな扱いに憤りを感じるどころか、「たまにはこんなのも悪くはないのう。いやはや役得役得」と男の幸せを噛み締めていた。 女性に服を着せる、というのも脱がせるのとはまた違った趣がある、ということをよく知っている彼だった。 「ああもう! 早く着替えさせなさいよ、朝食に間に合わないじゃない!」 と、ルイズが怒鳴りつけた直後。ノックと同時に部屋の扉が開かれた。 「ちょっとルイズ! もうそろそろ朝食だってのにいつまで寝て……」 部屋に入ってきた褐色肌の女は、部屋の中の光景を見て大きく目を見開き、ぽかんと口を開けた。 その時ジョセフは、ルイズのブラウスのボタンを留めようとしている所だった。 褐色肌の女視点でより詳細に描写すると、こんなことになっていた。 ピンク髪の幼児体型少女の前で背を屈めている、見覚えのないガタイの宜しい老人が、彼女のブラウスに、手を、かけていた。 二組の視線を集める彼女は、えほん、と咳払いをしてそそくさと後ろ向きに部屋を出ようとする。 「ご、ごめん。お楽しみのところだったのに邪魔しちゃって。あたしから上手に言っておくから続けて続けて」 「こら待てキュルケェェェェェ!!! 何勘違いしてんのWRYYYYYYYYY!!!」 褐色肌……キュルケの盛大な勘違いの意味に気付いたルイズが大爆発を起こし、ジョセフの手を振り切ってキュルケへと飛び掛る。 (あーこりゃ朝食には間に合わんかもしれんのう) 波紋で空腹を克服しているジョセフは、ほぼ他人事のような感想を抱いた。 褐色肌で背が高くナイスバディな彼女……キュルケと取っ組み合うルイズの姿を見たジョセフは、キュルケはルイズの友人なのだと理解した。 おそらく本人同士は「違う」と断言するだろうが。 そして数分後、やっと落ち着いたルイズの怒鳴り声を浴びながら着替えを終わらせたジョセフは、食堂へとやっと向かうことが出来た。 食堂の床に座って固いパンと薄いスープを食べた後、教室で魔法の授業を聞くジョセフ。 使い魔である彼は当然ながら、巨大モグラやサラマンダーやフクロウと一緒の場所に座らされているわけだが、ここで本日二回目のアメリカニューヨーク仕込の人心掌握術が炸裂していた。 授業の内容もそこそこに後ろを振り返ったルイズが見たものは、使い魔の輪の中心で胡坐をかいて談笑しているジョセフの姿だった。 (使い魔は使い魔同士、気が合うものなのかしらね) しかしルイズは微妙に気に入らなかった。 あんな朗らかな笑顔を自分の前じゃしなかったじゃないか。人の顔色を伺ってヘコヘコ頭を下げていたくせに、自分と同じ立場の使い魔達とはあんなすぐに仲良くなって。 役に立たないくせに友達はすぐに作れるだなんて。 役に立たないくせに…… 「ミス・ヴァリエール! 授業中は前をお向きになって頂きたいのですけれど!」 ルイズの取り止めもない思考は、教師の声で唐突に打ち切られた。 「ではミス・ヴァリエール、前に来てこの石を『錬金』してみせて下さい。どんな鉱石でも構いません」 事情を知らない教師の言いつけに、教室中から恐慌にも似たブーイングが巻き起こる。 怒涛のブーイングの中、ルイズは足音も荒く前へと歩み出て行き……覚悟を決めた生徒達は一斉に机の中へもぐり……使い魔達も物陰に隠れ…… 今日の爆発は、いつにも増して酷かった。 「いやはや、なかなか大したモンでしたぞご主人様。あれだけの破壊力なら十分実用レベルですじゃ」 「うるさいうるさいうるさい!」 ジョセフは心からの賛辞を送っているのだが、今のルイズには嫌味や皮肉にしか聞こえない。 ある意味この事態を巻き起こした張本人とも言える、教師シュヴルーズはルイズの起こした大爆発をまともに食らって再起不能。 一週間近くも自習が決まったことに生徒は喝采を叫んだものの、虫の息になったシュヴルーズは最後の力を振り絞って、ルイズに教室の掃除を命じた。 もはや掃除ではなく撤去作業と称してもいいほどの惨事に、ジョセフは一人で立ち向かっていた。ルイズは辛うじて無事だった机に座って、不機嫌そうに足を組んでいるだけだ。 「それにしても、ワシだけが仕事をするというのはどうにも不公平じゃありませんかのー。 そもそもご主人様が受けた罰なんじゃから、形くらい手伝ってもらいたいんですがの」 「うるさい! ご主人様と使い魔は運命共同体、言わばご主人様の受けた罰は使い魔に与えられた罰なのよ! そんな当たり前のこと言ってるヒマあったら手を動かす!」 イギリスには「お前のものは俺のもの 俺のものも俺のもの」という言葉がある。日本にはこの言葉を決め台詞にする人気キャラクターがいるが、それは偶然の一致らしい。 この分ではきっと、使い魔が貰ったものはご主人様のものだと言い出しかねない。 これまでのルイズの言動を鑑みて、その予想に魂を賭けてもいいとすらジョセフは思った。 「まぁしかしなんですじゃ。ご主人様が『ゼロ』と呼ばれる所以はよく理解できましたがの」 「アンタ喧嘩売ってるワケ?」 「滅相もない。例えばわしなぞ平民ですからの。ええと、こうでしたかな……」 と、教室を吹き飛ばした原因である『錬金』の呪文を、ジョセフが唱えてみせる。一度聞いただけの呪文を正確に間違えず唱えたことにルイズは僅かに感心したのか、眉をぴくりと動かした。 だが当然のことながら、杖も魔力もないジョセフの前には何の変化すらない。 「見ての通り何も起こりませんわい。じゃがご主人様は魔法を唱え、あのような爆発を起こせた。確かに『錬金』には失敗しておるかもしれませんが、『魔法が使えない』わけじゃないということですな」 ルイズは無言で聞いている。眉間には皺が寄っているが、「それで?」と問いかけるようにジョセフをねめつけていた。 「ご主人様の魔法は使い所を間違わなければ、十分に破壊力のある魔法だということですじゃ。わしゃ他のお偉方の魔法がどれほどのものかは知りませんが、わしのいた場所でこれだけの威力を出せたら一級品でしたな」 無論言うまでもなく、ジョセフの人心掌握術その三が炸裂しようとしているところである。だが人心掌握術云々をさておいても、これはジョセフの忌憚ない感想であった。 純粋な破壊力だけで言えば、波紋とハーミットパープルを使えるジョセフよりも確実に上。 「わしはご主人様を『ゼロ』とは決して呼びますまい。それは固く誓えますぞ」 しかしルイズは、ぷい、と顔を横にそらした。 「バッカじゃない? そんなの当たり前よ当たり前! いいからムダ口叩いてるヒマがあったら早く片付けちゃいなさいよ、全く使えないんだから!」 少し早口に言い切ってから、ルイズは心の中で思った。 (……昼ごはんは何か余計にあげてもいいかしら。鳥の皮くらいならあげてもいいわ) 人心掌握術その三は、ちょっとだけ功を奏したようだ。 結局ジョセフ一人が後片付けに従事したため、ルイズ達が昼食を取り始めたのは他の生徒達がメインディッシュを食べ終わり、デザートの配膳が始まろうかとしている頃だった。 「ほら、心して食べるのよ。ご主人様の慈悲深さに心から感謝しなさいよっ」 ジョセフの皿の上に切り分けた肉の脂身を落とすルイズ。 別にいらん、という心の声を億尾にも出さず、「ありがとうございますご主人様ァ~」とボケ老人のフリを絶賛続行中。 スージーにホリィに承太郎、そして部下達にこんな姿は絶対見せられんのォとも考えながらも、我ながら大したボケ老人っぷりじゃのうと自分の演技力に感嘆すらしていた。 (もし元の世界に帰って何か不都合があっても、ここで培った演技でとぼけ通せるんじゃないかのォ~~~。これならイケるんじゃねェ~~~~?) それはそれとして脂身だけでも確かに旨い。アメリカのレストランでこれだけの料理を食べられる店はあまりない。イギリスには存在するはずもない。少なくともここの料理人は一流だ。 スープでふやかした固いパンを咀嚼していると、デザートを配膳しているシエスタと視線があった。ちょっとはにかんだ笑顔でにっこり微笑むシエスタに、ジョセフはニカッと笑って会釈を返す。 (お互い大変ですね)とアイコンタクトを交わした後、ジョセフは食事に、シエスタは配膳の仕事に戻る。 ややあってあとはデザートを待つだけ、なった時、食堂に少女の怒鳴り声が響き、続いて貴族達の笑い声がドッと響いた。 なんだろう、とそちらを向いたジョセフを、ルイズは軽く叱り付けた。 「こらボケ老人! 何かあったからっていやらしくそっち見るんじゃないの!」 しかし当の本人のルイズも、何があったのか興味を隠せないらしい。ルイズはデザートも来ないうちから席を立って騒ぎの輪へと向かっていき、ジョセフも後ろを付いていく。 「全く、本当に気の利かないメイドだな! 知恵があるとは期待してなかったが、ここで働く以上は貴族に話を合わせる機転くらいは持ち合わせていてもらいたいものだ!」 「も……申し訳ありません! 申し訳ありません!」 生徒達の輪の中心は、ワインをたっぷり浴びせられた金髪の少年と、その前に跪いて必死に許しを乞うている……シエスタ。 ルイズは、金髪の少年……ギーシュ・グラモンを見て、「ああ、どうせ二股バレて酷い目にあったんだわ。それでメイドに八つ当たりしてるってところかしら」と心の中で呆れた。 無論、この時は完全にジョセフの事など頭の中から消えうせていた。 だが、もし。ルイズがここでジョセフにちらりとでも視線をやっていたのなら――彼女は、見たことのない“男”の表情を間近で目撃することになっていただろう。 生徒達はニヤニヤと笑みを浮かべながら、事の顛末をただ眺めている。 そしてギーシュの取り巻き達が、この不躾なメイドに如何なる罰を与えるか囃し立てて盛り上がり、シエスタの恐怖が最高潮に達しようかとなった、その時。 一人の男が、生徒達の輪を潜り抜けてきたかと思うと―― ギーシュの顔面に、黒の革手袋が勢い良く叩き付けられたッッッ!!! 「わしの国では、決闘を挑む時は相手に手袋を投げ付ける……トリステインでの決闘の申し入れ方は知らんのでな……」 手袋を投げ付けた張本人は……ジョセフ! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの使い魔、ジョセフ・ジョースターッッッッ!! To Be Continued →
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さて、入浴も済んだ俺達が居間に向かうと、そこには出来立てで湯気を立てているご飯が当然と並んでいたりする。 しかし、人の気配は俺達以外には全くしない訳で。取りようによってはちょっとしたホラーだな、これ。 で、夕食を食べながらの会話である。 「ところで、鶴屋さん?」 「んっ? なんだい、ご主人様っ」 「その……俺の家族は一体どこに行ったんですか?」 ここぞとばかりにずっと気になっていた話題を切り出す。俺だって、けっして鶴屋さんの痴態に目を奪われていたばかりではないんだよ。 朝倉に襲われた時ですら冷静だったと一部で大評判だしな。情に厚いってのも、自覚は無いが評判らしい。 ま、俺でなくとも誰だって家族の事くらい、心配するだろうさ。 ……無いだろうけれど、もし万が一鶴屋家黒子部隊によって軟禁されてたりしたら困るしなぁ。 「ご主人様のご両親と妹ちゃんは同じ町内にプチお引越しして貰ったにょろよ」 「え、近所なんですか?」 鶴屋さんの言葉にほっと胸を撫で下ろす。 「突然、アタシの都合で転校して貰う訳にも、転勤して貰う訳にもいかないからねっ」 「なるほど」 ダイナミック極まりない一夜城ならぬ一夜邸宅を築いた人の口から出たとは思えない、なんとも常識に溢れたお言葉だね。 それにしても……うーん、何と言ってウチの親を説得したのかは非常に気になるところではある。 地上げなら何となくイメージは湧くんだよ。お金さえ積めば土地建物なんか幾らでも手放すだろうからな。 ましてやウチは新興住宅地の一角にある。先祖代々の土地を云々言うような人も居なかったと思う。 しかしだ。 今回、鶴屋さんが買い取ったのは土地と建物だけではない。 お忘れだろうか、今回一番の高額物件を。 昔の人はこう言った。命は地球よりも重い。 俺の身柄は一体幾らで落札されたのか。全く他人事では無いが、しかし興味深い。 そして、そこに俺の認可を必要としないのは……なにか? これは最早俺の運命か何かなのだろうか。 「で、幾らでハンマープライスだったんでしょうか?」 俺の発言に鶴屋さんが箸を手から取り落として笑い出す。なんだ、俺? なんか面白い事言ったか? 「あははっ! いくらアタシでも人身売買に手を出したりしないさっ! ご主人様を買うなんてそんな恐れ多い真似は出来る訳無いだろうにっ! あはははっ!」 うーん、笑っていらっしゃる所申し訳ないんだが、俺は半ば本気でその可能性を考えていたりした訳で。 「ご主人様のお母様とね、色々お話をしたんだよ。主にアタシからの想いとかそんな事をねっ。そしたら、すんなりとご主人様を譲ってくれたんだよっ。 いやぁ、あのお母様は凄いねっ。決断力と包容力。そして何より胆力が半端無いっさ! アタシもあんな人になりたいもんだよっ!」 お袋、空前絶後の高評価である。良かったな。やってる事は常識の螺子が二、三本程外れてると思うんだが。 うーん、なんだろうね。この釈然としない感情。 「これが、可愛い子には旅をさせろ、ってヤツなんだろうねぇ。いやー、アタシとしては確かに少しばかり包むつもりは有ったんだけど、付き返されちゃったよ」 ああ、やっぱり人身売買的な考えはしてたんだ? 「『ウチの子をよろしくお願いします』って、逆に頭下げられちゃったよ。いやいや、焦ったねっ」 何を考えているのだろうか。我が母親ながら良く読めない人だと思う。 「恋する女の子の味方だって、そう言ってたよんっ。格好良いねっ」 ……絶対、何も考えてない。うん、前言撤回させて貰う。 なんだ、その阿呆発言は。やはり、お袋も同類か! 晩飯を食い終わって、居間でテレビを見ながらぼんやりとしてみる。すると、とたんに今日一日の事が穏やかに思えてくるから不思議で。 喉元過ぎれば暑さを忘れる。人間ってのは結構忘れっぽく出来ているものだと知る次第だ。 眺めているテレビが電気屋でもちょっとお目に掛かれないくらいのデカさだとしても十分もすれば慣れてしまえる。 お茶を啜りながら溜息を吐く余裕も生まれるってもんで。 「はぁ……一体どうなってるんだろうね、俺の未来って」 朝比奈さんを脅してでも、そこんところを聞いてみたい欲求に駆られちまう俺を誰が責められようか。 そして、この「今」が本当に現実なのか。そいつに首を捻っちまうのも仕方の無い事なのだろう。 鶴屋さんは俺の膝の上にちょこんと座って、お笑い番組を見て爆笑している。 この今を夢だと、思わない奴が居たらちょっとそのお顔を拝見させてくれ。 鶴屋さんが笑うたびに俺の膝の上に乗っている……あの形容し難い張りと弾力を持ったものが動く訳で。 髪の毛が間近に有るもんだから、甘い香りが否応無しに俺の鼻腔を直撃する訳で。 そして、鶴屋さんも俺も薄い浴衣一枚しか羽織っていないから、互いの体の動きがダイレクトに伝わってくる訳で。 ぶっちゃけ、心臓の鼓動とかまで分かってしまう訳で。 これ程恐ろしい拷問がこの世に有る事を初めて知ったね。 美少女が手近に居て明らかに誘って来ているのに、手を出した瞬間に死に至る。うん、コレはきっと何かに使えるな。 悲しいのは、ソイツが今まさに実行されている対象が俺だ、って事なんだ。 日頃お疲れな俺に対して、神様も粋なプレゼントしてくれやがる。 え? ちっとも笑えねぇよ? 自室とは名ばかりの今日初めて足を踏み入れた部屋で、俺は今鶴屋さんに見て貰いながら大絶賛勉強中だったりする。 まぁ、俺としては煩悩退散結構な事なので、近年稀に見る集中振りとなった。もしもこの状況が続いたとするならば、俺の成績が滝を登って竜となる鯉の如く天井知らずで上向くのは想像に難くない。 そして、その裏には恐ろしいほど懇切丁寧に、かつ要領良く教鞭を振るって下さる眉目秀麗な先輩が居たりする。 「いえ、勉強を教えてくれるのは本っ当にありがたいんですけどね」 「ん? 何か言ったかい、ご主人様?」 純白の浴衣姿に真っ赤な教育ママ御用達の眼鏡を掛けている(伊達眼鏡だろう、きっと)少女がノートから俺へと視線を移す。吐息も感じる距離なのは言うまでも無いだろう。 「ああっと……そうだ。鶴屋さん自身の勉強はいいんですか? なんか、俺の勉強ばっかり見て貰っちまって……」 「あはは、気にする事無いっさ! それに、こうしてご主人様の勉強を見てるのだって、良い復習になるんだよ?」 ああ、それは良く聞く話だね。そう言えばウチの学校も類に漏れず、二年までで高校三年間でやるべき内容は全部やっちまって、後の一年はひたすら受験用に復習だったっけか? なんとも、気が滅入る話だ。 「それに……アタシは受験しないかもしれないしね」 え? 朝比奈さんと同じ大学に行くとか言ってませんでしたか? もしかして、推薦で進学したりするのだろうか。ああ、この人なら内申なんかも申し分無いだろうし、あり得るな。羨ましい話だ。 「ううん、そういうんじゃなくって……さ」 「お嫁さん、とかね」 そう言って顔を赤らめる鶴屋さんは破壊力抜群で、良く俺の両腕はこの人を抱き締めるのを思い止まったと、自分で自分を何度も褒めてやった。 そして、ついにこの時間がやってきちまった訳だ。 いやな。人間として生まれついちまった以上、行動継続可能時間には限りが有る訳で。大体、十六時間程度連続して行動しちまった暁には目蓋が重くなるのは必定なんだ。 つまり、何が言いたいか、ってーとだな。 「さ、ご主人様、お布団は暖めておいたよっ。さっさと入った入った!」 良い子は就寝の時間だったりすんだわ、コレが。 そして、浴衣姿の良い子はさっきからばっちり布団の中に入って俺が入ってくるのを今や遅しと待ち構えていたりするんだなー。 (BGM「九龍妖魔學園紀」オープニングテーマ もしくは ライフカードのCMソング) どうするよ、俺!? どのカード切るのよ!? 「えーっと、鶴屋さん『男女七歳にして席を同じゅうせず』という言葉をご存知でしょうか?」 「知ってるよ! 『礼記』の一説だねっ!」 何の言葉かまで俺は知りませんでしたが。れいき、って何ですか? 名刀? つか、博学だな、この人! 「それがどうしたんだい?」 「いえ、知っているなら俺の言いたい事も分かって頂けますよね?」 「むぅ……」 頬を膨らませて布団の中からこちらを窺う鶴屋さん。ああ、命の危険さえ無ければ今頃絶対にその美貌の虜ですよ、俺だって。 「しかしだね、ご主人様? もしもその言葉を一生実行するとしたら、だよ? 子供なんて作らないって事だよね?」 うぐ……痛い所を。 「それとも、ご主人様の子供はコウノトリが運んできたり、キャベツ畑で生まれてきたりするのかな?」 鶴屋さんが蟲惑的に唇の端をにぃ、と持ち上げる。紅でも塗った様なピンクが愉悦に笑う。やり込まれてる。そんな事は分かってるんだ。 「しかしですよ、鶴屋さん。俺は男で、貴女は女性なんです。体格差は歴然としてる! 俺は正直、こんな状況で理性を保つ自信は有りません……」 内情を素直に吐露する。俺に出来る唯一の反撃がこれって。ああ、情けねぇ……。情けなさ過ぎて涙が出るね。 「さっきは見事にズボンを取ったけどねぃっ!」 「それは……! ですが、布団の中ですよ!? 俺にだってきっと力任せに押し倒す事が出来ちまうでしょう!?」 「かもしれないね」 「……だったら!!」 思わず語気を荒げる。そんな俺に対して鶴屋さんは静かに、けれどしっかりと言葉を紡いだ。 「ご主人様。……アタシは言ったよね。アタシの全てはもうご主人様のモノなんだって。あの契約書に押印して貰った時に、アタシは覚悟を決めてたんだよ」 「何度も言わせないで欲しいな。それとも、何度も言って欲しいのかい?」 鶴屋さんはにっこりと、笑った。季節外れの満開の桜みたいな、そんな笑顔で。 「アタシの全ては、君のものだよ。キョン君。だから、君の好きにして良いんだよ?」 果たしてここまで言われてちっとも感情を動かさない奴が居るだろうか。 彼女のその微笑には、きっと宇宙人だって少なからず心動かされてしまうに決まってる。 「あの……ですね……」 ダメだ。続けて言葉が出て来ない。少女の、その体いっぱいに詰め込んだ過去から放たれた覚悟を聞かされて、一体俺に何が言えるというのか。 「それとも、アタシじゃダメかい?」 「そ……そんな事は!」 無いに決まってる。むしろ俺には勿体無いって話なんだ。勿体無さ過ぎて、俺なんかには手を出す事すら出来ないんだ。 だからさ。 「俺、空き部屋で寝ますよ。だから……鶴屋さんは安心してここで寝て下さい」 鶴屋さんのお誘いは狂おしいほど抗いがたいさ。だけど……だけど、さ。 ヘタレだって、指差して笑ってくれて構わない。けどきっと、こういう事は一時の気の迷いでしちゃいけない事の気がするんだよ。 「んーと……ご主人様がそう言うんなら、アタシには何も言えないんだけどさ」 えっと……なんでしょう、その歯切れの悪い「間」は? 「この部屋とトイレとお風呂以外は、もう全部入れなくなってるんだよね……」 最初から俺の意思なんか聞いちゃいなかった、って、はいコレお約束!! 「なら、トイレで一夜を明かしますよ」 「黒子の皆が困るっさ!」 「廊下で……」 「この真冬に……凍死するつもりかいっ、ご主人様っ!?」 「……唐突に喉が渇いたんですが」 「ポットを用意してあるっさー。お茶で良いよねっ?」 「なら、もう浴室で……」 「最初はお布団でが良いんだけど……ご主人様がそういう嗜好の持ち主なら仕方無いねっ! 鶴にゃん精一杯頑張るっさ!」 俺の意思の介在する余地無し! 結論! さて、という訳で俺と鶴屋さんは今二人で一つの布団に横になっている。……不可抗力だ。 「にしししっ」 何が可笑しいんですか、鶴屋さん? 「こうして誰かと一緒の布団で寝るなんていつ以来かな、って考えたら楽しくなってきちゃったのさぁ」 言われて俺も気付く。そう言えば、こんなんは何年振りになるのだろう、と。 母親と父親と一緒に寝なくなったのは、遠く記憶の彼方の話で。妹と一緒に寝たのだってここ数年は一度も無かった。 ……こんな風に誰かと一つの布団を共有するのは、一体どれくらい振りになるのだろう。 少しだけ、ほんの少しだけ、悪くは無いかもしれないと、そう思った。 「アタシはね。物心付いた時にはもう、一人で寝るようになってたのさ。だから、誰かとこうやって一緒に寝た事なんて、学校の行事で、ぐらいしかなくってさ。 一枚の布団をこうやって分け合って、なんてのはもう、ほーんと初めてかもしれないのさ。寝る時はいっつも一人で。じぃーっと天井の木目とかを数えてたりするんだよっ」 「なんですか、それ。鶴屋さんらしいような、らしくないような話ですね」 中空をじっと見つめる猫のような目で天井を睨む小さな鶴屋さんを想像して、少しだけ笑った。なんともまぁ、微笑ましい話じゃないか。 「見る物がそれくらいしか無かったのさ。でね……じぃーっと木目を見てるとさ。そこに人の顔とかが見えてきたりするのっさ」 「ああ、有りますね」 「キョンく……じゃなかった、ご主人様も、かい?」 「ええ。そんで怖くなっちまって、でも親の布団に逃げ込むのも格好悪いから布団の中に頭まで、こう、すっぽりと」 「そうそう! 子供って皆考える事はおんなじなんだねっ! でもさ……」 少女の声のトーンが急に落ちる。 「でも、なんです?」 「アタシの場合は逃げなかった理由が、格好悪くて、じゃないんだ。逃げられなかったんだよ。……おやっさんは昔すっごく仕事が忙しい人でさ。アタシが寝るような時間に家に居る事はほとんど無かったんだよね」 お母さんはどうなんですか? そう聞こうとして咄嗟に口をつぐむ。 そう言えば、一度だって俺は鶴屋さんから母親の話を聞いた事が無かった。もしかしたら、そういう事なのかも知れない。 「家に居るのはお手伝いさんばっかりでさ。仲の良い人も居たけど、やっぱりそういう人は他人なんだよ。逃げ場には、アタシには出来なかったんだ……」 そう言う鶴屋さんが俺の浴衣の背をぎゅっと掴む。 ああ、ちなみに俺は鶴屋さんに背を向けて横になってる。さすがに顔を見たまんまじゃ眠れそうに無かったからな。 「だから……だから、すっごく自分勝手な話だけど、今、こうしてるのがちょっと嬉しいんだよ」 あの快活な鶴屋さんが、酷く小さな子供に見えて、なんだろう。俺は、安堵しちまってたんだ。 だからかな。こんな事を口走っちまったのは。 「今日だけ……今日だけですけど、俺が貴女のお父さんの代わりとして、一緒に寝ますよ。なんて、俺じゃ役不足かもしれないですけど」 「そんな事無いよっ!!」 背中で鶴屋さんが叫んだ。その声に少しだけ、涙が滲んでいた気がするのはきっと俺の気のせいだ。 「めがっさ……めがっさ嬉しいんだよぅっ!!」 俺の後ろで小さな女の子は、父親に抱かれて眠る娘に少しだけ戻れただろうか? 俺には知る由も無かったけれど。もし……もしもそうなら、ちょっとは今日一日の色々を許してやっても良い気がしたんだ。 月の光が少しだけ障子戸を通して室内に入り込む。沈黙の時間がどれだけか過ぎて。そして、次に口を開いたのは俺じゃなかった。 「キョン君。抱いてくれないかい?」 出来ません。何て言った所で、もしここで振り向いちまったら自制が利かなくなる事は目に見えている訳で。 「ねぇ? それともアタシじゃやっぱりダメなのかい?」 「滅相も無い!」 「なら、なんで? キョン君はさっき『自分は男でアタシは女だ』って言ったよね。ねぇ、なんでなのかなぁ?」 鶴屋さんの腕が俺の首に巻き付く。耳たぶに吐息をかけられる。 「俺は今晩だけ、貴女のお父さんですから。お父さんはそんな事しません」 俺の言葉に少女が耳元でくすくすと笑う。 「お父さんなら、ぎゅぅってアタシを抱き締めてくれるはずだよ。正面から。そうじゃないかい?」 言うが早いか、暖かく柔らかいものが俺に密着してくる。 甘い香りが、脳を焼く。 俺は、背後から鶴屋さんに抱き締められていた。 「これでも出来ない? するのが怖い? ブレーキ掛けられなくなりそうでダメ?」 まるで肉食獣に捕食される小鹿のように、ただ身をじっと縮めて耐えるしかない俺。完全に、男女の役割が逆転してないか!? 蛇の様に、俺の脚に柔らかい肌が絡み付く。 「ねぇ、こっちを向いて、アタシを抱き締めてよ」 耳たぶを襲った粘着質な甘い痺れに、俺の中の何かが、切れた。 「ほんっとうに、どうなってもしりませんからねっ!!」 振り向いて少女の両腕を押さえ込み、その上に圧し掛かろうとする。その時。 俺は見た。闇の中で、小刻みに震えている、少女の姿を。 急速に自分の中の何かが冷えていくのが分かる。 少しだけでも、障子から月の明かりが入り込んでいて良かった。何も見えなかったら、少女の強がりを見抜けなかったら、俺はとんでもない過ちを犯す所だった。 「なんで、そこで止まっちゃうんだい!? そのまま……そのまま、アタシを……」 残念ですけど、本当に心の底から残念ですけど。鶴屋さん、俺にはもう出来そうにありません。 「なんでなのさっ!?」 鶴屋さんが俺のヘタレ度合いをなじる。でも、無理です。何を言われても……。 「だって、鶴屋さん……震えてるじゃないですか」 肉食獣に捕食される小鹿のように、ただ身をじっと縮めていたのは、俺なんかじゃ無かった。 考えてみりゃ当然の話で。 俺は鶴屋さんの腕を放すと、なるべく痛くないように、なるべく傷付かないように、なるべく怯えないように。 そっと、壊れ物を扱うように、胸の中に小さな頭を抱き込んだ。 まるで、父親のようだな、となんとなくそう思った。 「キョン君。このままで……少しだけ、話を聞いてもらって良いかい?」 勿論、俺にNOなんて言える訳は無く。少女は話し始めた。 「えっとね。正直、今日はなんかゴメンね。突然で戸惑ったよねっ?」 「そりゃぁ、もう。唐突に『ご主人様』扱いですからね。戸惑うな、って方が無理ですよ」 「だよね。ゴメン……ね」 腕の中でで少女が落ち込んでいるのが分かる。大輪咲きの紫陽花の様な、あの笑顔がきっと今や見る影も無くしおれてるんだろう。 「いえ、きっと鶴屋さんにも何か事情が有ったんでしょう?」 そうじゃなきゃ、この人が唐突にこんな事をする筈が無い訳で。何が有ったんですか? なんて聞くよりも先に鶴屋さんが口を開いた。 「実は、さ。おやっさんの具合がここんところ、あんまり良くないのっさ。お医者さんが言うには若い頃の無理が今になって祟ったんじゃないか、って」 うん? 申し訳無いが全然話が見えないぞ? それと俺がこうして鶴屋さんと同じ布団に寝ている事の間に何の関連が有るんだ? 「あ、何も今すぐどうこう、って話じゃないんだよ? だけどね、だけどあんまり時間が残されていないのは確かなんだ……少なくとも、働いたりはその内に出来なくなるらしくて」 絶句する。いや、絶句しか出来ない。小さな体に、この人はなんてものを抱えて生きているのか、改めて知った思いで。 「もしも、さ。もしも今、おやっさんが倒れたら、たくさんの人が路頭に迷う事になるんだ。合理化、ってヤツ? 多分、たくさんの人がリストラされちゃうと思う……。 おやっさんはね、武田信玄が大好きでさ。良く『人は城。人は石垣』って言葉を口にしてて、部屋にも掛け軸が飾ってあるような人なんだ。 だから、リストラとかは絶対反対、って人でさ。鶴屋グループがここまで大きくなるまでに色々ピンチも有ったらしいんだけど、それでも絶対に人だけは切ったりしなかったんだ。 だけどさ。最近はそんな事も言ってられなくなってきてね。色んな事が機械に任せられるようになって……知ってる? 人件費って、人一人雇うって凄いコストなんだって。機械の方が全然安く済むんだって。 ウチも、結構そんな煽りを受けててさ。上の人達はリストラを叫んでるんだ。勿論、おやっさんがいる限り、そんな事は絶対にしないよ。だけどさ。 ……だけど、おやっさんがもしも倒れたら、きっとウチも今まで一生懸命会社を支えてきてくれた人達を切るようになっちゃうんだと思う。 ……だから。おやっさんが倒れる前に、アタシはどうしてもお婿さんを取って、おやっさんの跡取りを決めなきゃいけないんだよっ」 鶴屋さんが、俺の身体に顔を埋めて、今度こそ間違い無く、泣いていた。 浴衣が、濡れる。 「それで、俺が?」 鶴屋さんのおでこが俺の心臓の辺りにこつこつと当たる。きっと、肯いているのだろう。 「でも、なんで俺なんです? 言っちゃなんですが、俺は会社の社長とか、そんな器じゃ全然無い。俺は精々で万年係長とかその辺ですよ?」 「器なら持ってるじゃないか! キョン君はとっても優しいっさ!!」 「俺は……優柔不断なだけですよ」 言ってて自分で悲しくなるが、しかし実際そうなのだから仕方が無くって。 「違う!絶対違うっさ!」 「キョン君はとっても優しい! 今だってアタシの事を思って堪えてくれたじゃないか! 君以上に人を思いやれる人を、アタシは他に知らないよっ!!」 腕の中から俺を見上げた少女の、その顔は涙でぐしゃぐしゃで。だけど、そんな顔を見て俺は、初めてこの少女をいとおしい、って思ったんだ。 「でも……でも、ちょっと待って下さいよ! 今までの話は分かりましたよ。貴女がこんな風に迫ってきたのも、ちょっと釈然とはしませんが理解は出来たつもりです」 「キョン君の周りには可愛い女の子がいっぱい居るからさ。アタシが選んで貰う為には多少でも強引に行くしかなかったんだ……」 鶴屋さんがしょんぼりと話す。しかし……。 「そんな事はどうでも良いんですよ! そんな事よりも全然、大事な事が有るじゃないですか!」 「なに?」 「貴女の気持ちですよ! 決まってるでしょう!!」 俺が口走った、その言葉に少女が涙目で笑った。 「ねぇ、キョン君。アタシのおやっさんはどんなにピンチに立たされても、絶対に人を犠牲にしたりはしない、そんな人なんだ。アタシはそんなおやっさんを世界で一番尊敬してる。 おやっさんは、とっても優しい人なんだ。今もこうやって身勝手な、アタシなんかじゃ全然勝てないくらい、人が好きな人なんだ。 アタシがキョン君を選んだ理由。優しい、ってそれだけじゃないんだよ。 おやっさんは優しいからさ。もしもアタシが会社の為に、おやっさんを安心させる為だけに。望まない結婚なんかしようとしたもんなら、先ず大反対するのはおやっさんさ。だから、あたしは望まない結婚なんて出来ないんだよ。 ねぇ、ここまで言えば分かってくれる?」 「えっと……その……」 「もう、しっかりして欲しいっさ、キョン君。女の子に皆まで言わせるなんて、男らしくないぞっ!」 すいません。 ……でも、ですね。 俺としては一回くらいそういう事を、ちゃんとした言葉で聞いておきたいな、って思っちゃったりしてまして。 「もう! 仕方の無いご主人様だなぁっ!」 「何度でも言ってあげるよ。アタシは、君の事が、好きなんだ」 そう言って、少女は俺の腰に腕を回して、力いっぱい抱きついてきた。 その顔にはもう、涙は見えなかった。 「やっぱり、キョン君はアタシが見込んだ通りの人だったね」 「そうですか?」 「うん。何よりもアタシの思いを優先してくれる。おやっさんそっくりっさ」 「……そうですか」 「そうさ!」 少女が世界で一番尊敬していると断言するその男性と、この俺なんかが同列に扱って頂けるなんて。 「そいつは身に余る光栄」 俺達は笑った。まるで仲の良い兄妹みたいに、一つの布団に入って顔を見合わせて、抱き合って、笑った。 月の光を受けて障子がほの白く光る。俺と愛らしい小さな先輩は抱き合って眠る。 「ねぇ、鶴屋さん、もう寝ましたか?」 「寝たねっ!」 思いっきり起きてるじゃないですか。って、まぁいい。 「その、入り婿云々って話はいつまでに、とか決めてるんですか?」 「卒業がタイムリミットかな……うん、アタシが一人で勝手に決めたんだけどさ」 後三ヶ月ちょい、ですか。 「なら、鶴屋さん」 「なんだい?」 「後三ヶ月で、俺の事を貴女に惚れさせて下さい。俺も、後三ヶ月。貴女を好きになれるように、精一杯努力しますから」 「今はダメなのかい?」 鶴屋さんが不安そうに聞く。 「ダメですね。鶴屋さんの気持ちは分かりました。でも、生憎と俺は鶴屋さんが思ってるほど優しい人じゃないんです。俺にだって恋愛をする権利ぐらいは有るはずでしょう?」 こくこくと俺の言葉に一々肯く少女。 「結婚ってのは恋愛のその先に有るものですよね。で、恋愛ってのは出来れば俺は両思いで有りたいんですよ。わがままですから」 「そんなこと無いよ! キョン君の言う通りさ!」 恋愛は一人じゃ出来ない。二人で育んでいくものらしいからな。 「だから、どうかこれから、よろしくお願いします」 俺は腕の中の少女の額に唇を寄せた。こんなキスしか、俺には出来ない。けれど、この程度が俺にはお似合いだ。 「って、こんな感じじゃダメですかね?」 鶴屋さんはブンブンと首を振ると、俺を見た。大きく開いた目の中に、月の光がキラキラと照り返ってとても綺麗だと、そう思う。 「こちらこそっ、めがっさお願いするっさ!」 少女は今一度、大輪の紫陽花の様に笑った。俺の腕の中で。 「大好きだよ、ご主人様っ!!」 (こっから先は蛇足です) そんなこんなで翌日。 まぁ、当然と言えば当然なんだが一睡も出来んかった訳で。 目の下に隈を作っての登校が鶴屋さんを連れてなのは、もう言わなくても分かるだろう。 「いやー、昨日はぐっすりだったよ! なんか溜めてたもん全部吐き出してすっきりさんっさ! ご主人様、ありがとうっ!」 いえいえ。どういたしまして。ですが、ここは登下校に皆が使う道の途中です。右腕に貴女の両腕が絡んでくるのはもう諦めましたから、せめて「ご主人様」は止めましょうか。 誰だよ、鶴屋さんの隣に居るあの地味な奴、って視線が本気で痛いんですよ。 「そう言えば、二人っきり以外の時はキョン君だったね。あはは、失念しちゃってたよ!」 頼みますよ、ホントに。 「でも、本当に今日は快調だなぁ! やっぱり抱き枕は人肌に限るって事なのかねっ!」 鶴屋さんが大声でそんな事を口走るもんだから。 俺が少女を小脇に抱えてダッシュで北高名物の坂で心臓破りをしなきゃいけなくなるのは、これもまたきっと規定事項。 「ちわっす」 ノックをしてSOS団部室……違った文芸部室に入る。すると其処にはメイドさんが三人もいらっしゃった。 「何着てんだよ、揃って」 「話は聞かせて貰ったわ、キョン!」 ハルヒがフリフリのヘッドドレスを振り乱して叫ぶ。コイツはなんっつーか、いつも通りなのかそうでないのかの区別が付きづらいな。 「何の話だ?」 ちらりと部屋の隅でこちらを楽しそうに覗き込んでいる古泉を見やる。アイツ……昨日神人と散々格闘したにしちゃ、そんなに憔悴してないな……。 何が有ったんだ? 「アンタ、鶴屋さんをメイドにしたそうじゃない?」 メイドというか何というか。本人曰く「愛の奴隷」だそうだが、まさかここでそんな事を口走る訳にもいかん。 「そんな面白い事をアタシ達に黙ってるなんて、言語道断よ。だからっ!」 おいおい、嫌な予感がするぞ、チクショウ! 何吹き込んでくれやがったんだ、古泉この馬鹿野郎! こんな時の俺の悪い予感は絶対に外れないんだ。ああ。 こいつもやっぱり規定事項で。 「アタシ達をアンタに隷属させなさいっ!!」 ああ、真性の阿呆だ……コイツ。って「達」!? 「なるべく粗相はしないように心掛けますので、どうかよろしくお願いしまぁすっ」 未来人少女が微笑み。 「……頑張る」 宇宙人少女はいつも通りの無表情で。 「やぁ、これでハーレムルート開通ですね。羨ましい事です」 超能力少年は俺に襟首を掴まれて頭をぐらんぐらん揺さぶられながらも、ちっともにやけ面を崩そうとしやがらねぇ。 そうしている内に、鶴屋さんが満面の笑みと共に部室のドアを開けて。 俺の世界は今日も厄介な非日常が展開されるんだ。 楽しいか楽しくないか、なんて事はまた別の問題としてな? 「ハルにゃん達には渡さないよっ!ご主人様はアタシのもので売約済だからねぃっ!」 まぁ、少女が今日も満面の笑顔で笑えるなら 俺に降りかかる数多の災難なんてのも、きっと問題でも何でも無いんだろうよ。 Reserve is closed.